ゲーム

新型コロナウイルス対策で「ポケモンGO」が自宅でプレイ可能に進化

by osseous

2016年のリリース以来、衰え知らずの人気を誇る位置情報ゲーム「ポケモンGO」を開発したNianticが、「『ポケモンGO』『Ingress』『ハリー・ポッター:魔法同盟』を自宅でのプレイに対応させる取り組みを強化する」ことを発表しました。

自宅からもリアルワールドゲームを楽しめる環境を整える為に Niantic
https://nianticlabs.com/blog/stay-safe/


ポケモンGOはリリースからわずか半年でプレイヤーの総歩行距離が地球20万周分に到達し、中高年の歩数を増やすのに有用であることも確認されています。しかし、野外に出て遊ぶことを中心としたプレイスタイルは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、都市封鎖や外出禁止が行われている動きと逆行してしまいます。

そこで、Nianticのジョン・ハンケCEOは2020年3月30日に「Nianticは、常に我々が創造するプロダクトの『野外で楽しむ』『探索する』そして『運動をする』というDNAを、屋内でのプレイにも導入することができると考えてきました。我々は、今こそが、まさにその思いを具現化する時なのだと考えています」と述べて、ポケモンGOに以下の変更を行うことを発表しました。

以下がハンケ氏の発表の抜粋です。

・「いつでも冒険モード」を、自宅内での移動やルームランナーでの歩数に反映する。
・自宅にいながらでも他のプレイヤーとともにレイドバトルに参加できるようにして、ソーシャル機能を強化する。
・バーチャルにお気に入りのスポットを訪問して、友だちなどと思い出を共有できるようにする。
・毎夏恒例のリアルイベント「Pokemon GO Fest」を刷新して自宅で楽しめるようにする。

これらの変更の内、「いつでも冒険モード」の変更は既に実装されていますが、それ以外についてハンケ氏は「外出や集まりが制限されている状況下でもプレイいただける環境の整備に、全力を注いでいます」と述べて、詳細な実装の予定については明らかにしませんでした。

これ以外にも、2020年に実装された対戦機能「バトルリーグ」では、挑戦権を得るために3km歩く必要があったのが0kmに変更されます。また、野生ポケモンの出現率を上昇させる「おこう」の機能強化やモンスターボールの入手性の向上、ギフトの中身の変更と所持数の増加なども実施されるとのことです。

by Raw2daBon3

こうした取り組みはポケモンGOだけではありません。Nianticの位置情報ゲームである「Ingress」でも、複数のポータルに訪れる必要性を減らすためにバーンアウトまでの回数の増加やクールダウンの時間を短縮などが行われるとのこと。また、「ハリー・ポッター:魔法同盟」ではアイテムのポーションが見つけやすくなります。

一方で、ハンケ氏は「政府や地方自治体によって、他の方々との距離をおけば外を歩くことが許可されている地域では、注意しながら遊んでいただくことで、皆さんが身体的、精神的に健全でいられるために貢献できると考えています」とも述べて、今回の変更はあくまでも外出が公的に禁止されている場合の代替措置であることを強調しました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
過去作のポケモンもまとめて預けられる「Pokémon HOME(ポケモンHOME)」詳細まとめ、Nintendo Switchとスマホから無料もしくは年間1960円で利用可能 - GIGAZINE

ポケモンGOの2018年の収益は約860億円、2017年より35%増 - GIGAZINE

ポケモンGOがプレイヤー間でのオンラインバトル機能「GO Battle League」を2020年初頭に実装 - GIGAZINE

ポケモンGOが中高年の歩数を増やすのに有用であることが東大の研究者により示される - GIGAZINE

ポケモンGOのプレイヤーは総歩行距離は87億km、地球20万周分を歩き880億匹のポケモンをゲット - GIGAZINE

伝染病で人類全滅を目指すゲーム「Plague Inc.」に「感染拡大を食い止めて世界を救う」新モードが追加される予定 - GIGAZINE

新型コロナウイルスの影響で自宅待機中の子どもたちのために「マインクラフト」のサーバーを政府が立ち上げ - GIGAZINE

in ゲーム, Posted by log1l_ks

You can read the machine translated English article here.