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Zoomが四半期決算で10億ドルの売上高を報告するも成長は鈍化傾向


2021年8月30日、オンライン会議ツール「Zoom」を開発するZoomビデオコミュニケーションズが2021年第2四半期(5月~7月)の決算を発表。売上高は前年同期比54%増の10億2150万ドル(約1100億円)と四半期決算において初めて10億ドルを上回りましたが、アナリストは「成長は鈍化傾向にある」と分析しています。

Zoom Reports Financial Results for the Second Quarter of Fiscal Year 2022 - Zoom
https://investors.zoom.us/news-releases/news-release-details/zoom-reports-financial-results-second-quarter-fiscal-year-2022

Zoom hits $1B in quarterly revenue but growth slows and stock falls - SiliconANGLE
https://siliconangle.com/2021/08/30/zoom-hits-1b-quarterly-revenue-growth-slows-stock-falls/

Zoom Hits $1 Billion in Quarterly Revenue, but Shows Signs of Easing Growth - WSJ
https://www.wsj.com/articles/zoom-hits-1-billion-in-quarterly-revenue-11630355814

Zoomの売上高は10億2150万ドル、純利益は前年同期比70%増の3億1700万ドル(約350億円)を記録。過去12カ月で10人以上の従業員を抱える企業との契約を50万4900件行い、年間契約額が10万ドル(約1100万円)を超えた企業は合計2278社でした。

ただし、Zoomは2021年第3四半期(8月~10月)は減収となる見通しであることも明らかにしています。Zoomの最高財務責任者であるケリー・ステッケルバーグ氏は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により需要が高まったものの、次第に状況が落ち着き、売上が正常値に戻り始めました」と述べ、今期の決算が今後の正常な尺度となるという見方を示しました。なお、Zoomビデオコミュニケーションズの株価は30日、時間外取引で12%下落しました。


コンサルティング企業pund-ITのアナリストであるチャールズ・キング氏はZoomの成長鈍化を懸念。最大の問題はオンライン会議ツールの競争激化にあると指摘しました。

Zoomのエリック・ヤンCEOは、同社が強力な収益性とキャッシュフローを実現したと報告し、「Zoomはグローバルブランドとして成長し、仕事やコミュニケーションについて考える個人や組織をサポートするのに非常に適していると信じています」と述べました。

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in ネットサービス, Posted by log1p_kr

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