レゴのロボット型ブロックセット「MINDSTORMS」が2022年末をもって廃止に

センサーやモーターを搭載し、プログラミングしてスマートフォンやPCから操作できるなど多彩な機能を搭載していたレゴのブロックセット「MINDSTORMS」が、2022年末に販売終了となることが明らかになりました。レゴはアプリのサポートを2024年末までは継続すると明言しています。

LEGO is discontinuing MINDSTORMS at the end of 2022
https://www.brickfanatics.com/lego-discontinuing-mindstorms-end-of-2022/

1998年9月に初めて発売されたMINDSTORMSシリーズはほぼ四半世紀にわたってレゴのコーディング体験の中心的存在となってきました。2013年には人型・ヘビ型・サソリ型のロボットなどを作れるセットを販売し、リモコンやiOS・Androidアプリで操作できることがアピールされていました。

レゴを使ってスマートフォンから操作可能なロボットが作れる「LEGO MINDSTORMS EV3」 - GIGAZINE

しかし、レゴは新たなプログラミングの学習システム「レゴ エデュケーション」を開始しているため、今後は当該サービスやその他のビルド＆コード体験を優先していくとし、現行のMINDSTORMSセット「51515 Robot Inventor」を最後に同サービスを終了させるとしています。

レゴは、「MINDSTORMS Robot Inventorのチームとその専門知識を異なる分野に振り向けることで、リソースと将来計画を集中させることにしました」と声明で述べています。51515 Robot Inventorのアプリは、5種類の電動ロボットと乗り物の管理を行えるもので、少なくとも2024年末まで公開されるとのこと。iOS、MacOS、Windows、Android、FireOSをサポートするアップデートも予定されているとのことです。

長く続いたMINDSTORMSはこれで終わりとなりますが、レゴグループはコンセプトを完全に放棄するわけではないようで、「MINDSTORMSブランドの商標は引き続き保持し、LEGO Educationとともに将来の計画を検討しています」と述べ、引き続き同様のサービスを展開させる姿勢を見せました。