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Twitterスペースでの大統領選出馬表明が失敗したのは「イーロン・マスクが100人いた担当者を解雇しまくって3人まで減らしたから」という指摘


現地時間の2023年5月24日、フロリダ州知事のロン・デサンティス氏が、2024年のアメリカ大統領選への出馬表明をTwitterの音声配信機能であるスペースで行いました。この配信では技術的な不具合による混乱が生じましたが、この理由についてテクノロジー系メディアのPlatformerは「マスク氏が100人いたTwitterスペースチームの従業員を大量に解雇して、もう3人しか残っていないから」だと報じています。

Inside Twitter's failed Space launch
https://www.platformer.news/p/inside-twitters-failed-space-launch


Spaces: Glitches, outages, less employees: Why Twitter Spaces may be in trouble - Times of India
https://timesofindia.indiatimes.com/gadgets-news/glitches-outages-less-employees-why-twitter-spaces-may-be-in-trouble/articleshow/100530570.cms

Twitter Space team narrowed down from 100 to roughly three employees
https://www.techlusive.in/apps/twitter-space-team-narrowed-down-from-100-to-roughly-three-employees-1380312/

Oh, @platformer has details. The Spaces team is down to 3 people (from ~100 before the acquisition) and there was no stress test (no surprise with such a skeleton crew).

Pretty incredible how Spaces functions well outside of peak events w this context.https://t.co/Ew39yXzTbC pic.twitter.com/Ci5hhbFSrd

— Gergely Orosz (@GergelyOrosz)


デサンティス知事は、2024年のアメリカ大統領選挙に共和党候補として出馬する予定であり、現地時間の5月24日にTwitterのスペースで出馬表明を配信することを計画していました。この配信はマスク氏のTwitterアカウントがホストし、デサンティス氏の支持者でありマスク氏とも親しい起業家のデビッド・サックス氏が司会者として参加する予定でした。

イーロン・マスクがTwitterを駆使して大統領選挙に介入する野望の実現へ向けて動き出す、まずはロン・デサンティスの大統領選出馬をTwitterスペースで一緒に発表予定 - GIGAZINE


そして5月24日、実際にマスク氏がホストしてスペースが開始されましたが、モデレーターだったサックス氏がミュートを解除して会話を始めると、サックス氏の声が大きく反響してすぐに静かになるなどの不具合に見舞われました。結局、デサンティス氏とサックス氏は何度もTwitterスペースを出入りすることとなり、およそ20分も沈黙が流れました。

結局マスク氏のホストによる配信は中断され、サックス氏のTwitterアカウントでホストされた配信でデサンティス氏は出馬表明を行いました。Twitterスペースでの出馬表明配信がトラブルに見舞われた理由について、マスク氏は配信中で「問題の原因はサーバーの過負荷にあります」と述べたとのこと。

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サックス氏は、「これはソーシャルメディア上で開催された最も大きな会場でした。Twitterは最初のスケーリングにいくつかの課題がありましたが、後に素晴らしいパフォーマンスを示しました。歴史を作るために迅速に対応してくれたTwitterのチームに感謝します」とコメントしています。

@GovRonDeSantis announced he’s running for president on Twitter. This was by far the biggest room ever held on social media. Twitter performed great after some initial scaling challenges. Thanks Twitter Team for adapting so quickly to make history!https://t.co/mTJ2INQ1Y7

— David Sacks (@DavidSacks)


ロイターによると、マスク氏がホストした最初のスペースには一時67万人以上のリスナーが集まったそうですが、クラッシュに見舞われた後に再開されたスペースに集まったリスナーは約30万4000人だったとのこと。

Platformerは、「おそらく、スペースの技術的な問題について知っておくべき最重要事項は、『過去数カ月でマスク氏は100人もの従業員を有していたスペースのチームを約3人に削減した』ということです」と述べ、マスク氏による従業員の解雇がスペースのトラブルを引き越した要因の1つだと指摘しています。

マスク氏はTwitterのCEOに就任して以降、コスト削減を掲げて大量の従業員を解雇してきましたが、その中には非常に高い技能を持った人や本来はレイオフ対象でなかった人も含まれていたと報じられています。

また、従業員を大量に解雇しつつもプラットフォームの変更を試みているため、「Twitterは死のスパイラルに陥りつつある」という指摘もあります。

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Twitterのスペースは2021年に当時話題となっていた音声SNS・Clubhouseに対抗するものとして開発されましたが、マスク氏によって大量の従業員が解雇されたことにより、ここ数カ月のスペースチームは技術的な知識が不足している状態だとのこと。あるTwitter従業員は匿名掲示板アプリのBlindで、「現在のアーキテクチャを知っている人は事実上誰もいません」と嘆いたとPlatformerは報じました。

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in ネットサービス, Posted by log1h_ik

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