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Appleがライバルへのエコシステム開放を求められる、EUのデジタル市場法に基づき


欧州委員のティエリー・ブルトン氏が、大企業が市場支配力を乱用するのを防いで新規参入を促すために作られたEUの「デジタル市場法(DMA)」に基づいて、Appleに対してエコシステムをライバルに開放するよう求めたことが報じられています。

EU's Breton tells Apple CEO to open its ecosystem to rivals | Reuters
https://www.reuters.com/technology/eus-breton-tells-apple-ceo-open-its-ecosystem-rivals-2023-09-26/


EU tells Apple to open everything up to competitiors
https://appleinsider.com/articles/23/09/26/eu-tells-apple-to-open-everything-up-to-its-rivals


ブルトン氏は2023年9月26日(火)にAppleのティム・クックCEOとブリュッセルで会談を実施。その後に受けたロイターの取材に対して、「Appleやその他のビッグテックがDMAに基づいてやるべき次の仕事は、競合他社に門戸を開くことです」と語りました。

DMAは、市場へのすべての参入者にとって公平なビジネス環境を作るため、ビッグテックを標的として作られた法律で、2022年11月に制定され、2023年5月から適用が始まっています。しかし、まだ施行は途上にあるとのこと。


ブレトン氏は「電子ウォレット、ブラウザ、アプリストアのいずれでも、iPhoneを使用する消費者は、さまざまなサービスプロバイダーによる競争力のあるサービスから恩恵を受けられるはずです」とも述べました。

クックCEOはブレトン氏に対して、Appleのエコシステムが閉鎖的な理由についてセキュリティやプライバシーの問題を説明したとみられますが、ブレトン氏は「EUの規制は、セキュリティとプライバシーを損なうことなくイノベーションを促進するものです」とロイターに語っています。

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in メモ, Posted by logc_nt

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