取材

鶏を味噌だれや醤油だれと絡めて焼く鶏肉版ジンギスカン「鶏ちゃん」を本場岐阜の名店「本町ロマンス」で食べてみた


鶏ちゃん(けいちゃん)」は鶏肉と野菜をたれに絡めて炒める岐阜の郷土料理です。鶏ちゃんは岐阜周辺では家庭料理としても広く親しまれているのですが、飲食店で注文すれば鉄板で焼きながら食べる豪快なスタイルで楽しむことが可能。そんな岐阜のソウルフードを堪能すべく、岐阜県多治見市の「本町ロマンス」に行ってきました。

本町ロマンス
https://binbo.jp/shop/shop04/

多治見駅に到着。


「本町ロマンス」は、多治見駅南口の真正面にあります。


Googleマップで場所を確認するとこんな感じ。


「岐阜の飲食店なら高確率で鶏ちゃんを食べられる」と聞いていたので、本町ロマンスの入口にあったメニューを確認。一番目立つ場所で鶏ちゃんがアピールされていました。


入店してメニューを再度確認。鶏ちゃんは地域や家庭によって味噌(みそ)味だったり醤油(しょうゆ)味だったり塩味だったりするのですが、本町ロマンスでは味噌味の「味噌鶏ちゃん」と醤油味の「醤油鶏ちゃん」がラインナップされていました。迷わず両方とも注文します。


約10分で「醤油鶏ちゃん」(左)と「味噌鶏ちゃん」(右)が運ばれてきました。卓上コンロにクッキングシートを敷いた鉄板が置かれ、その上で鶏ちゃんの鶏肉や野菜がぐつぐつと湯気を上げています。運ばれてきた後も加熱が続いており、醤油だれと味噌だれの香りがぶわ~っと広がっていました。


鶏ちゃんに使う野菜は地域や家庭によって「キャベツだけ」「キャベツとモヤシ」など千差万別。本町ロマンスの鶏ちゃんにはキャベツとタマネギが入っていました。また、鶏肉と野菜の上に唐辛子が振りかけられています。


まず「味噌鶏ちゃん」から食べてみると、鶏肉から染み出した脂と甘口の味噌だれが絡み、そこに唐辛子のピリ辛感が加わって箸が進みまくります。鶏肉は皮付きで、脂が染み出る皮の柔らかさとキャベツのシャキシャキ感を同時に楽しめるのもうれしいポイント。


甘辛で濃い目の味付けなのでご飯との相性は抜群。鶏肉ひとかけでご飯をいくらでも食べられそうです。


続いて、「醤油鶏ちゃん」を食べてみます。


「味噌鶏ちゃん」は甘口で脂のこってり感が強調される仕上がりだったのですが、「醤油鶏ちゃん」の醤油だれはかなりあっさりした味付けで、脂たっぷりの鶏肉をするするっと食べられてしまうさっぱりした一品に仕上がっていました。「味噌鶏ちゃん」と「醤油鶏ちゃん」はかなりタイプの異なる味わいだったので、迷ったら両方食べるのがオススメです。


食べ進めて具材がなくなってきたころに、メニューに「〆のご飯」なるシロモノが存在することを発見。


「〆のご飯」を注文したところ、店員がご飯を「味噌鶏ちゃん」の鉄板に投入して焼き飯にしてくれました。


甘辛い味噌だれや鶏のうまみ、野菜の甘みがすべてご飯に染みこみ、とんでもなくコクの深い焼き飯に仕上がりました。具材がほとんどなくなった状態でも濃厚な味わいを楽しめましたが、店員いわく「具材が多めに残っている状態だともっとおいしくなる」とのことなので、これから食べる人には具材が残っている状態で「〆のご飯」を注文するのがオススメです。


本記事に関連するフォーラムをGIGAZINE公式Discordサーバーに設置しました。誰でも自由に書き込めるので、どしどしコメントしてください!

• Discord | "岐阜のソウルフード「鶏ちゃん」食べたことある?" | GIGAZINE(ギガジン)
https://discord.com/channels/1037961069903216680/1158330483785076763

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
大量のそばを甘辛のつゆと共にあっという間に食べきれる岐阜名物「冷やしたぬき」を食べてきたよレビュー - GIGAZINE

巨峰が丸ごと入った大福やメロンまみれの甘々大福を楽しめる養老軒の「ふるーつ大福」は多くの岐阜県民が推すのも納得の味でした - GIGAZINE

氷水でキンキンに冷やされたプルプルモチモチの和スイーツ「水まんじゅう」を水の都岐阜県大垣市で食べてきた - GIGAZINE

真っ白なかき氷の中からキンキンに冷えた水まんじゅうが現れる「水まん氷」を食べてきたよレポート - GIGAZINE

鵜に食らいつくアユの下剋上精神が顕在化した銘菓「下剋上鮎」を食べて不屈の精神を学んでみたよレビュー - GIGAZINE

in 取材,   試食,   , Posted by log1o_hf

You can read the machine translated English article here.