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画像生成AIで部屋の写真を読み込んでプロンプトを入力するだけで好きな家具を破綻なく描き足してくれる「Fill 3D」が登場


画像生成AIで部屋の写真内に家具を生成する「Fill 3D」が発表されました。Fill 3Dは写真に写っている部屋の立体構造と照明を把握した上で、写真上の任意の場所にプロンプトで入力した家具をそのまま生成することができます。

Fill 3D
https://www.fill3d.ai/

Fill 3DがどんなAIサービスなのかは、以下のムービーをみるとよくわかります。

画像生成AIで写真に写った部屋の構造と照明に合わせて3Dの家具を描き足してくれる「Fill 3D」はこんな感じ - YouTube


Fill 3Dに部屋の写真を読み込ませます。


部屋の一角をドラッグして選択。


右カラムの「Prompt」に「pink bed(ピンク色のベッド)」と記入。


さらに選択部分のさらに上を別途選択します。


今度は「red painting(赤い絵画)」とプロンプトを入力。壁に沿ってオブジェクトを生成するために「Sticky」のスイッチをオンにし、「Stage」をクリック。


すると、以下のようにベッドと絵画が写真上に生成されました。ただ無造作に描かれるのではなく、ちゃんと写真のパースに合わせて破綻がないようにベッドと絵画が生成されているのがわかります。また、それぞれのアイテムだけではなく、ちゃんと窓から差し込む光に合わせて影も描かれています。


Fill 3Dで生成される画像は読み込ませた写真と同じなので、解像度が512×512ピクセルになることはありません。生成にかかる時間も1分以内で、高解像度の画像でも1~2分で生成されるとのこと。

Fill 3DはAI企業の>Function AIによって、有償で提供されています。読み込ませる画像1枚につき1クレジット必要で、5クレジットだと20ドル(約3000円)、20クレジットで60ドル(約9000円)、50クレジットで100ドル(約1万5000円)です。

また、Fill 3Dの機能を簡素化したバージョンが以下のGitHubで公開されており、Function AIで提供されているAPIキーを入力することで使用可能になります。

GitHub - fill3d/fill: Generative fill in 3D.
https://github.com/fill3d/fill

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in ソフトウェア,   ネットサービス,   デザイン, Posted by log1i_yk

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