メモ

ビジネスの価値を高めるための方法をAmazonの創設者ジェフ・ベゾスが語る


Amazonの共同創設者で取締役会長のジェフ・ベゾス氏とコンピューター科学者のレックス・フリードマン氏が行った対談の中で、ベゾス氏がビジネスの価値を高めるための方法について語りました。

Lessons on building business value
https://lockedinspace.com/posts/002.html


Jeff Bezos: Amazon and Blue Origin | Lex Fridman Podcast #405 - YouTube


フリードマン氏との対談の中でベゾス氏が語ったのは、「毎日の業務をまるで初日の業務として扱うこと」ということです。ベゾス氏によると、初日は特に考えることが多いため、新しいスタートを切ることができるとのこと。また、毎日の目標を定めることが重要ですが、その際に自身の教義や信念、これまで培ってきた歴史などにとらわれてはいけないと忠告しています。


続いてベゾス氏は「一部の企業は、完全に理解していないはずの指標に依存しています」と指摘しています。ベゾス氏は「メトリクス」を例に挙げ、「メトリクスは実際の事実に基づく真実の指標ではなく、あくまで表現の代わりになるものです」と述べました。

さらに、指標が理解されていなかったり、最適化されていなかったりすると、グラフ化しようとした場合に適切に示すことが困難になる可能性が指摘されています。ベゾス氏は「メトリクスを用いてビジネスを管理しようとすると、何かが欠けていたり、過度に複雑に考えてしまったりすることになります」と忠告しました。


ベゾス氏は、会社やチームにおいて、従業員やメンバーが適切に発言できる方法を模索する必要があると指摘し、「チーム内で最も若いメンバーは、発言を裏付けるデータがある場合、最年長のメンバーの意見を覆すことが可能です」と語りました。具体的な方法についてベゾス氏は「会議における発言の順番は、若い順から行うべきです」と述べています。

ベゾス氏によると、得られたデータとこれまでの経験が一致しない場合、経験から得られたものが大抵の場合正しいとのこと。そのため、メトリクスと同様に、データの分析を徹底的に行う必要があります。

またベゾス氏は「何かについて不満を漏らしている顧客がいるにもかかわらず、ある指標がその逆を示している場合、適切なデータで指標の再配置を行うことが重要です」と推奨しています。


加えてベゾス氏は、ビジネス上安定しているものを特定し、それらを改善するために多くの時間を費やすべきと主張。ベゾス氏は「小売店の顧客は、10年後の低価格化、迅速でシームレスな配送、豊富な品ぞろえなどを求めています」との具体例を挙げました。

会議を行う際に重要なこととして、ベゾス氏は「ドキュメントは会議の際に配布する」ことを挙げています。理由として、全ての参加者が会議中にドキュメントを読むことになるため、全員の出発点が同じになるからとのことです。また、ベゾス氏は「ドキュメントの作成者は参加者からの質問に対し、最初に答えるべきです」と主張しました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
素晴らしいアイデアを生むための重要な要素とは? - GIGAZINE

優れた上司だけがたどり着く「昇進のパラドックス」とは? - GIGAZINE

人生を変えるための50のアイデアとは? - GIGAZINE

リーダーとして有能になるための7つのヒントをOracleのヴァイス・プレジデントが語る - GIGAZINE

ビル・ゲイツが「20世紀最高のビジネスリーダー」と評する人物から得られる教訓とは? - GIGAZINE

in メモ, Posted by log1r_ut

You can read the machine translated English article here.