ソフトウェア

Google ChromeがArm版Windowsに対応、まずは開発者向けビルドでのテストから


Googleのウェブブラウザ「Google Chrome」の開発者向けビルドである「Chrome Canary」がArm版Windowsに対応していることが明らかになりました。

Chrome Canary のデベロッパー向け機能 - Google Chrome
https://www.google.com/intl/ja/chrome/canary/?platform=win_arm64

Surprise! Google Chrome goes native for Windows on Arm - The Verge
https://www.theverge.com/2024/1/26/24051485/google-chrome-windows-arm-support-canary-channel-test


The year of Windows on Arm? Google launches official Chrome builds. | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2024/01/google-launches-chrome-nightlies-for-windows-11-on-arm/

これまでGoogle ChromeはArmプロセッサにネイティブ対応しておらず、Arm版WindowsでChromeを使用したい場合、Chromeをエミュレートして実行する必要があり、その結果通常のx86版と比べてエネルギー効率やパフォーマンスが悪化する可能性がありました。

しかし、記事作成時点で最新のChrome Canaryのページには、「Windows 11 ARMをお使いの場合。」との記述があり、Chrome CanaryがArm版Windowsをサポートしていることが明らかとなっています。


海外メディアのThe Vergeが実際にインストールしたところ、Chrome Canaryのバージョン123.0.6266.0以降がARM64であることが確認できたとのこと。


なお、GoogleはChromeの安定版がArm版Windowsに対応する時期について、具体的な時期を示していません。一般的に、Chrome Canaryでテストされた機能が安定版に導入されるまでには約2カ月を要するとされていますが、実際に安定版に導入されるかどうかは不透明です。しかし、ウェブブラウザにおけるシェアトップのChromeがArm版Windowsにネイティブ対応することで、Chromeユーザーにとって大きな恩恵がもたらされることが期待されています。

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in ソフトウェア,   ウェブアプリ, Posted by log1r_ut

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