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AMDの2023年決算は売上高3兆3500億円でAMD Instinct GPU・EPYC CPU・Ryzenが好調


半導体メーカー・AMDが2023年第4四半期(2023年10月~12月)と通期の決算報告を行いました。リサ・スーCEOによると、AMD Instinct GPUとEPYC CPUが記録的な売上高だったほか、AMD Ryzenプロセッサも好調で、2023年はいい成績で終えることができたとのことです。

AMD Reports Fourth Quarter and Full Year 2023 Financial Results :: Advanced Micro Devices, Inc. (AMD)
https://ir.amd.com/news-events/press-releases/detail/1180/amd-reports-fourth-quarter-and-full-year-2023-financial


AMD earnings report Q4 2023
https://www.cnbc.com/2024/01/30/amd-earnings-report-q4-2024.html

AMDの2023年第4四半期の売上高は62億6800万ドル(約9260億円)で、前年同期の55億9900万ドル(約8270億円)から10%増。また、第3四半期の58億ドル(約8560億円)から6%増となっています。


2023年通期の売上高は226億8000万ドル(約3兆3500億円)。これは2022年の236億ドル(約3兆4900億円)に比べると4%減となります。

セグメント別だと、データセンター部門はAMD Instinct GPUと第4世代AMD EPYC CPUの力により、売上高は前年比7%増の65億ドル(約9600億円)を記録。

また、クライアント部門は、第4四半期はRyzen 7000シリーズが好調で、売上高は前年比62%増の15億ドル(約2220億円)となりましたが、1年を通してみるとPC市場が低迷した影響を受けて、前年比25%減の47億ドル(約6940億円)でした。

ゲーム部門は、セミカスタム分野が不調で第4四半期も通年も売上高は前年より減少しています。

組み込み部門は、2022年2月に完了したザイリンクスの買収に関連した売り上げの影響で、通年成績は前年比17%増の53億ドル(約7830億円)となりましたが、第4四半期は顧客が在庫数を圧縮したことにより前年同期比24%減の11億ドル(約1620億円)にとどまりました。

2024年第1四半期は、サーバーの売上高が季節要因により減少する分が、データセンターGPUの増加で相殺され、データセンター部門の収益は横ばいと予測されています。なお、その他の部門は引き続き減少するとみられ、合計の売上高は54億ドル(約7980億円)±3億ドル(約443億円)との見込みです。

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in メモ,   ハードウェア, Posted by logc_nt

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