メモ

Microsoftが2024年第2四半期の決算を発表、売上は前年同期比18%増の9兆1500億円でActivision Blizzard買収によりゲーム部門の売上がWindowsを上回り3番目に大きなビジネスに


Microsoftが2024年第2四半期(10~12月)の決算を発表しました。同期の総売上高は620億ドル(約9兆1500億円)で、AIサービスの人気の高まりによりクラウド部門の売上は堅調を維持。また、Microsoftが同期に買収を完了させたActivision Blizzardにより、同社のゲーム部門の売上はWindowsを上回ることとなりました。

FY24 Q2 - Press Releases - Investor Relations - Microsoft
https://www.microsoft.com/en-us/Investor/earnings/FY-2024-Q2/press-release-webcast


Microsoft Earnings Jump as AI Demand Boosts Cloud Unit - WSJ
https://www.wsj.com/business/earnings/microsoft-msft-q2-earnings-report-2024-57743658

Microsoft (MSFT) Q2 earnings report 2024
https://www.cnbc.com/2024/01/30/microsoft-msft-q2-earnings-report-2024.html

Microsoft Q2 2024: gaming takes over Windows - The Verge
https://www.theverge.com/2024/1/30/24055445/microsoft-q2-2024-earnings-revenue-profits-windows-xbox-gaming-surface

Microsoftの2024年第2四半期の総売上高は前年同期比で18%増の620億2000万ドル、純利益は前年同期比で33%増の218億7000万ドル(約3兆2300億円)です。


Microsoftのインテリジェントクラウド部門の売上高は前年同期比で20%増の258億8000万ドル(約3兆8200億円)で、市場アナリストの予想を上回る結果となりました。Microsoftのインテリジェントクラウド部門にはAzure、SQLサーバー、Windows Server、Nuance、GitHubなどが含まれます。インテリジェントクラウド部門の売上高の成長率は30%で、アナリストの予想数字は「27%強」だったため、これを上回る結果を記録したということになります。

なお、Microsoftの財務責任者であるエイミー・フッド氏は、同部門の成長はAIサービスと関連していると語りました。また、Microsoftのサティア・ナデラCEOによると、Azure AIの顧客は5万3000社おり、そのうち3分の1は過去1年間で初めてAzureを利用したそうです。

Microsoftは生成AI機能が使えるAIアシスタント・Copilotのフル機能版となる「Copilot Pro」を月額20ドル(約3000円)で、さらに企業向け版となる「Copilot for Microsoft 365」を月額30ドル(約4400円)で提供しています。これについて、フッド氏は「Microsoft 365 Copilotはまだ初期段階にありますが、これまでの導入成果にすでに興奮しています。今後も同サービスの売上は時間の経過とともに増加すると期待しています」と述べ、有料版Copilotの成長に期待を示しています。

MicrosoftがAIアシスタント・Copilotのフル機能版「Copilot Pro」を発表、月額2900円で最新LLMを利用したりオリジナルCopilotを構築したり - GIGAZINE


この他、MicrosoftのOffice製品やLinkedIn、Dynamicsを含む生産性およびビジネスプロセス部門の売上高は、前年同期比で13%増の192億5000万ドル(約2兆8400億円)を記録しました。

商用のOffice製品およびクラウドサービスの売上高はOffice 365の影響で前年同期比で15%増、コンシューマー向けのOffice製品およびクラウドサービスの売上高は前年同期比で5%増となっています。なお、Microsoft 365 Consumerの加入者数は7840万人に到達したそうです。LinkedInの売上高は前年同期比で9%増、Dynamics製品およびクラウドサービスの売上高は前年同期比で21%増となっています。なお、Dynamics製品およびクラウドサービスの売上高の増加をけん引したのは、Dynamics 365の売上高増加です。


WindowsやSurface、Xboxなどが含まれるモアパーソナルコンピューティング部門の売上高は前年同期比で19%増の168億9000万ドル(約2兆4900億円)です。

MicrosoftがActivision Blizzardの買収を完了してから決算を報告したのは今回の四半期が初めてのこと。Microsoftのゲーム部門(Xbox)の売上高は前年同期比で61%増を記録し、ついにWindowsの売上高を上回り、同社において3番目に大きなビジネスへと成長しています。

MicrosoftがActivision Blizzardの買収をついに完了 - GIGAZINE


この他、Windowsの売上高は前年同期比で9%増、Windows OEMの売上高は前年同期比で11%増、Windowsの商用製品とクラウドサービスの売上高は前年同期比で9%増、デバイス製品の売上高は前年同期比で9%減、検索・ニュース・広告の売上高は前年同期比で8%増を記録しました。

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in メモ, Posted by logu_ii

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