メモ

年齢を重ねても時間の経過を長く感じさせる方法


「年を取ると、若かったときに比べて時間があっという間に過ぎる」という19世紀の哲学者ポール・ジャネの主張は、「ジャネの法則」として知られています。ヘルスケアスタートアップなど複数のサービスの創業者であるパラス・チョプラ氏はこの法則に逆らい、年を取っても時間の経過を長く感じられる方法を提案しています。

Why time seems to pass faster as we age - Inverted Passion
https://invertedpassion.com/why-time-seems-to-pass-faster-as-we-age/


チョプラ氏は、「ジャネの法則」として知られている「年を取ると時間の経過が早く感じる」ことの理由を、脳の進化であると捉えました。

チョプラ氏の主張は、効率的な記憶装置として進化した脳は、「新しいこと」や「驚くべきこと」に強く反応して記憶する一方、繰り返す事柄については差分だけを保存するようになった、というもの。


つまり、日々が新鮮な驚きに満ちあふれている子ども時代は、それだけ多くのことが記憶されますが、年を取って通勤や日々の仕事のようにパターン化した行動を取るようになると、日々が予測可能な内容で終始し、記憶される時間そのものが減少して、1日が短く感じられるようになるというわけです。

一方で、「いきなり海外の大学でサンスクリット語を学ぶ」などの場合、これからの日々を予測することはできません。

このことからチョプラ氏は「予測可能性は、現在だけではなく、将来にも影響を及ぼす」と考え、日々を長く過ごすためのたったひとつの冴えた方法として「予測可能性を打ち破る、驚くような日々を送ること」を提案しています。

チョプラ氏は、加齢とともにリスクを冒さなくなるのは、脳が冒険よりも安定を求めるためだとして、その姿勢に理解を示しつつも、退屈はネガティブなものであり、未知の領域に飛び込むべきだと主張しました。

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in メモ, Posted by logc_nt

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