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イーロン・マスクがチャットAI「Grok」提供範囲を「Xプレミアム」のユーザー全体に拡大すると発表


X(旧Twitter)のオーナーであるイーロン・マスク氏が、有料会員サービス「Xプレミアム」のうち最上位プランである「プレミアムプラス」ユーザー向けに提供しているチャットAI「Grok」を、「Xプレミアム」ユーザー全体に提供する方針を明らかにしました。

Later this week, Grok will be enabled for all premium subscribers (not just premium+) https://t.co/4u9lbLwe23

— Elon Musk (@elonmusk)


Elon Musk says all Premium subscribers on X will gain access to AI chatbot Grok this week | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/03/26/elon-musk-says-all-premium-subscribers-on-x-will-gain-access-to-ai-chatbot-grok-this-week/

「Grok」は、マスク氏設立のAI企業「xAI」が2023年11月に発表したチャットAIです。特徴の1つは、マスク氏がXのオーナーであることを生かして、Xの情報にリアルタイムでアクセスしているという点です。

イーロン・マスクがChatGPTのライバルAI「Grok」を発表 - GIGAZINE


2023年12月からは「Xプレミアム」のうち、最上位プランにあたる「プレミアムプラス」のユーザーへの提供が行われています。

マスク氏のXへの投稿によると、今後数日のあいだにGrokは「プレミアムプラス」に限らず、「プレミアム」プランと「ベーシック」プランのユーザーでも利用可能になるとのことです。


各プランの利用料金は、日本の場合、ベーシックが月額368円/年額3916円、プレミアムが月額980円/年額1万280円、プレミアムプラスが月額1960円/年額2万560円。全プラン共通して、投稿の編集や制限文字数なしでの文字投稿・動画投稿、返信の上位表示、テキストの書式設定などが利用可能で、プレミアム以上だとクリエイターサブスクリプションや広告収益配分申請、広告数減少などが可能になり、さらにプレミアムプラスだと「おすすめ」「フォロー中」タブ内への広告の非表示や返信の最上位表示、「記事」利用可能などの特典があります。

「Grok」については、プレミアムプラスのユーザーの中でも一部地域のユーザーの特典となっていたもので、マスク氏の投稿へのコミュニティノートでは「ドイツなどでは使えないので、地域に関する言及が必要」と指摘されています。

なお、マスク氏を支持する層は保守派が多く、「Grok」にもマスク氏の思想に近い回答の出力を期待したユーザーが多かったようで、実際にサービスが提供されてみるとリベラルな回答が出力されたため反発を受けています。

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in ネットサービス, Posted by logc_nt

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