メモ

テスラが人員削減で全社員の10%を解雇、優秀な人材を失ったとの指摘も


営業利益率の低下に見舞われたテスラが、全世界にいる従業員の10%以上を解雇すると伝えたことがわかりました。すでに人員整理が実施されていて、10年以上同社で働いた幹部職が会社を去ったこともわかっています。

Tesla laying off more than 10% of staff globally as sales fall | Reuters
https://www.reuters.com/business/autos-transportation/tesla-lay-off-more-than-10-its-staff-electrek-reports-2024-04-15/


Tesla layoffs hit high performers, some departments slashed, sources say | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/04/15/tesla-layoffs-hit-high-performers-slashes-some-departments-sources-say/

Tesla layoffs: 10% of employees impacted, read the Elon Musk memo
https://www.cnbc.com/2024/04/15/tesla-shares-dip-in-premarket-trade-on-global-layoff-reports.html

イーロン・マスクCEOが従業員に送ったメールにより、コスト削減と生産性向上のため、テスラの従業員の10%以上が解雇されることがわかりました。テスラは2023年末時点で14万人以上の従業員を抱えており、今回の人員整理は1万4000人程度に影響が及ぶものとみられています。

テスラはEV需要の冷え込みに伴い3年ぶりの販売台数減少に見舞われており、2024年第1四半期の納車台数は前年同期比で8.5%減少しました。営業利益率の圧迫は数四半期にわたり続いており、テスラは投資家に対して「2024年の販売台数の伸びは従来よりも著しく低い可能性がある」と警告しているとのことです。


こうした業績悪化を背景に行われた人員整理の影響で、すでにテスラのパワートレイン・エネルギー担当幹部のドリュー・バグリーノ氏と、公共政策・事業開発担当幹部のローハン・パテル氏が退社したことが判明しています。テスラで18年も働いたというバグリーノ氏は「会社の大きな全体的な変化のために退職を決めました。私にとっても、テスラにとっても良いことです。難しい決断でした」と話しました。

マスク氏はバグリーノ氏に対し「テスラのためにやってくれたことすべてに感謝します。あなたほどの貢献者はほとんどいません」と感謝の言葉を寄せました。

Thanks for everything you’ve done for Tesla. Few have contributed as much as you.

— Elon Musk (@elonmusk)


テクノロジー系メディアのTechCrunchによると、全体の20%が解雇されてしまったチームもあるそうで、情報筋は「解雇された従業員の多くは高い業績を上げていたのに」という嘆きの声が社内にあると話しているとのこと。

テスラは2023年に過去最高の約180万台のEVを出荷しましたが、営業利益率は低下しました。2024年4月時点では、同社が以前から取り組んでいた低価格EVの製造計画が中止され、マスク氏が「8月にデビューする」と話すロボットタクシーの基礎を構築している最中だとのことです。

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in Posted by log1p_kr

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