「周りの評価を気にしてしまう」人に伝えたい秘策 「プラスの言葉」をシャワーのように浴びよう

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画像:『マンガでわかる!「わたし、発達障害かも?」生きるのがラクになる「話し方」あります』より
画像:『マンガでわかる!「わたし、発達障害かも?」生きるのがラクになる「話し方」あります』より
発達障害の人やグレーゾーンの人は幼い頃から「どうしてできないの」「他の人と同じようにしなさい」などと叱られる機会が多く、そのため自己肯定感が低い人が多いといわれます。
連載第3回では、発達障害の人が自己肯定感を高める方法などを紹介します。
精神科医・ゆうきゆう氏と漫画家Jam氏のコラボによる『マンガでわかる!「わたし、発達障害かも?」生きるのがラクになる「話し方」あります』から一部抜粋、再構成してお届けします。
画像:『マンガでわかる!「わたし、発達障害かも?」生きるのがラクになる「話し方」あります』より

1日1回自分をほめよう

「頼みごとを断りたいのに断れない」「人からすすめられたら、欲しくないモノまで買ってしまう」「好きでもない人でも、グイグイこられると断れない」……自分のキャパシティを超えてまで人に合わせようとしてしまう人は、「自分に自信がない」ことが大きな理由のひとつかもしれません。

自信がないと、他人の評価が過度に気になってしまいます。また、自分の意見や選択にも自信を持てないために、人に合わせてしまいやすくなるのです。

自信をつけるために今すぐ簡単にできるのは、「1日1回、自分をほめる」ことです。どんな小さなことでもいいので、「今日、自分ができたこと」や、「よかったと思ったこと」を手帳や日記、スマホのメモ機能などに書いてみましょう。

毎日、自分に「ほめ言葉」=「プラスの言葉」をシャワーのように浴びせることで、自信が回復するのを感じていただけるはずですよ。

その際には、「今日も私、頑張った」といった漠然とした表現よりも、「書類仕事を1時間で終わらせてすごい!」「今日も笑顔であいさつできて偉かった!」など、具体的な事例を挙げて言葉にするほうがより効果的です。数字を入れてみるのもいいですね。

何か失敗をしてしまっていいことが思いつかなかった日は、「失敗したけど、すぐにフォローできた!」「今回はダメだったけど、前よりよくなってる。大丈夫。また次があるよ!」など、失敗という結果ではなく、できた「自分の行動」に注目して自分を受け入れてあげましょう。

自分をほめ、どんな自分も肯定してあげることが「自己肯定感」を高める秘訣です。ぜひ、試してみてください。

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