鈴木亮平「40代、あえて新しい事に挑戦する理由」 夢を諦めなかった原動力、失敗は"未来への投資"

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表現者としての“プロフェッショナル”と絶賛される、鈴木亮平さん。下積み時代の原動力、作品での役作りや40代のキャリアの過ごし方について聞いた(撮影:長田慶)
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彼は、必要とされる場所で鮮やかに変貌をとげてきた。大河ドラマでは人間味あふれる西郷隆盛、朝ドラではヒロインの夫。さらには極悪非道のヤクザの組長から、狂気のマッチョ男子高校生までーー。その妥協を許さない徹底した役作りに挑む姿勢には、表現者としての“プロフェッショナル”だと絶賛される。

世間の評価に左右されない、鈴木亮平さんの価値観

俳優の鈴木亮平は、2006年にデビューして以来、多様な役柄を演じ、その力強い個性で存在感を放ってきた。

しかし、そんな世間の評価に左右されない、独自の価値観を鈴木は口にした。

「僕は、プロだから仕事だからとかで、特別なことをする必要を考えていなくて。いちばん好きなことを仕事にしている、それってすごくありがたいことじゃないですか。きっと、誰よりも演技が好きだという自信だけはあるので、やる以上、『自分はもっとできたのに、この役にもっと近づけたのに』っていう中途半端な後悔がいちばん嫌なんです」

それはプロとしての責任ではなくて、好きなものに対する、「“ゲームがうまくなりたい”という突き詰めたい欲に似ている」と例え話を交えながら表現してくれた。

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