医師解説「健康を守る"賢いおやつ"」食べ方4秘訣 我慢より「食べてストレス解消!」が健康の近道

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ダイエットの天敵と思われがちなおやつですが、上手に食べればストレス解消につながります(写真:Fast&Slow/PIXTA)
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生活習慣病、血管、心臓など内科・循環器系のエキスパートで、「心臓の名医」として知られ、日々多くの患者と接する医学博士の池谷敏郎氏。
テレビ番組『あさイチ』(NHK)、『世界一受けたい授業』(日本テレビ)やラジオ番組などに多数出演し、楽しくわかりやすい解説が好評を博している。
過去15キロ以上の減量に成功し、その減量メソッドを全公開した15万部のベストセラー『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える 内臓脂肪を落とす最強メソッド』に続き、60歳を過ぎても血管年齢30歳の名医が教える「100年心臓」のつくり方を上梓した。
「人生100年時代」を最期まで満喫できるかどうか健康長寿のカギを握る「『心臓の健康』にいい生活」を、運動、食事、メンタルなど、あらゆる観点からアドバイスする1冊で、発売後わずか6日で3刷2万部を突破するなど、大きな話題を呼んでいる。
その池谷氏が、「肥満を防いで健康を守る『おやつ』の食べ方」を解説する。

「ホッとできる時間」が心身の健康を守る

みなさんは、「スイーツ」はお好きですか? 

私はもともと甘党。お酒も飲みますが、スイーツも大好きです。忙しい毎日のなかで、私がほっとできるのは、少量のスイーツとコーヒーをいただく時間です。

『60歳を過ぎても血管年齢30歳の名医が教える 「100年心臓」のつくり方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

こんなことを言うと、「甘いものは健康によくないのでは?」という声も聞こえてきそうですね。

ですが、好きなものを我慢してストレスをためるよりも、適量を上手に食べてストレスを発散したほうが、心身の健康のためによいと私は考えています。

ストレスの健康への影響については、「『ストレス多い人』は"4つの考え"を捨てるべきだ」で詳しく紹介しているので、そちらもご覧になってみてください。

ストレスは、「心臓の健康」にとって大敵です。ストレスを感じると、「ノルアドレナリン」というホルモンが放出され、このホルモンの作用で血圧が上昇したり、心拍数が増えたりして、その結果、「心臓への負荷」が増大してしまうのです。

だからこそ、日常生活のなかで上手にストレスを発散することが大切になります。そのために、自分がリラックスできるものを用意して、ホッとできるひとときをもつことが大事なのです。

もちろん、スイーツが大好きとはいえ、無制限に食べては健康にダメージを与えかねません。だからこそ、「どうやったら太らず、甘いものが楽しめるか」と考えて実践しています。その秘訣と、私が考案した「最強おやつレシピ」を紹介しましょう。

次ページ「太りにくいおやつタイム」の秘訣は?
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