自律神経の乱れが整う「音読」意識したい4つの点 コロナ禍で声出す機会が減少、疲れやすい体に

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小林弘幸 自律神経 音読
自律神経の乱れには、音読がいいそうです。いったいなぜなのでしょうか(写真: horiphoto / PIXTA)
「音読で疲労が回復する」と聞いたら、どう思いますか?にわかには信じがたい話だと思うかもしれません。でも実は、科学的根拠がちゃんとある話なのです。自律神経研究の第一人者小林弘幸氏の著書『1日1分で自律神経が整う おとなの音読』より、疲労回復や不眠の改善に効果的な「大人のため」の音読のコツを4つご紹介します。

音読は小学生の勉強のためだけ?

「いつも自分だけ疲れている」「寝ても疲れが抜けない」「なんとなく不調が増えた」。いずれも日々診察する中でよく耳にする声です。このような悩みを持つ患者さんに私が薦めている健康法、それが音読です。

音読と聞くと、「小学生がお勉強のためにやるもの」というイメージが強いかもしれません。でも実は、音読によって声を出すこと、自分の声を聞くこと、リズムのよい自然な呼吸をすることは、意識的に自律神経を整え、疲労・不眠といった心身の不調を改善するのにとても効果的なアプローチです。

具体的な音読のコツをお伝えする前に、なぜ私が今、音読をこんなにもおすすめしているのか、お話しさせてください。

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