Amazonブラックフライデーで何を買う? 『WIRED』編集部が選んだ7つのプロダクト

さまざまな商品が割引価格で販売される恒例の「Amazonブラックフライデー」。『WIRED』日本版編集部のメンバーなら、いったい何を選ぶのだろうか? 便利なガジェットから暮らしに彩りを添える生活家電、お気に入りの逸品まで、おすすめしたい7つの商品をピックアップした。
AirPods Pro
PHIL BARKER/FUTURE PUBLISHING/GETTY IMAGES

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今年もやってきた毎年恒例の「Amazonブラックフライデー」だが、あまりに大量のセール品が並んでいて目移りしてしまうかもしれない。そこで『WIRED』日本版の編集部メンバーが、すでに購入して人におすすめしたいガジェットや、このセールを機に前のめりに購入したい製品まで7つをピックアップした。ぜひともお得な買い物の参考にしてほしい。


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アップル「AirPods Pro」

なかなか値引きされないアップルのワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro」も、今回はセール対象に。抜群のノイズキャンセリング効果は世界から遮断されたかのような錯覚を覚えるほどの静けさだが、実は周囲の音も音楽もミックスして聴ける外部音取り込みモードこそ真価を発揮すると個人的には思う。周囲の騒音も音楽も一緒くたになって聞こえてくるので、音楽を楽しみながらも耳の中にイヤフォンが存在しないかのような不思議な音体験なのだ。

そんなAirPods Proだが、実は3D音響効果を得られる空間オーディオにも対応している。最近になって対応するコンテンツやストリーミングサーヴィスが増えてきたので、その強みを生かせる環境がようやく整ってきた。

PHOTOGRAPH BY APPLE

例えば、ドルビーアトモス対応の映画をNetflixなどで観れば迫力の臨場感を体感できるし、Apple MusicやAmazon Mucicで配信されている空間オーディオ対応の曲を聴くのもいいだろう(試しにクイーンの「地獄へ道づれ」を聴いてみたら、Apple Musicでは頭の動きに音が反応するのが面白かった)。

空間オーディオはFaceTimeによるヴィデオ会議のほか、Clubhouseのルームでの音声でも利用できる。発言している人々の声がそれぞれ別の位置から聞こえてくるように感じるので、誰が話しているのか区別しやすくなったのがメリットだ。(TEXT BY DAISUKE TAKIMOTO)

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オーディオテクニカ「AT2020USB+」

リモート会議もすっかり板についてきて、相づちの入れ方や話題の振り方はもちろん、参加メンバーの表情や変化(例えば服装とか背景とか)も、小さいウィンドウからキビキビと読み取れるようになってきた。それでも、ふとたまに思うことがある。「自分の声は、しっかりと届いているだろうか」と(いや、情緒的な意味ではなく物理的な意味でね)。

「自分の姿がどう映っているか」はひっくり返った画像で確かめられるけど、「自分の声がどう聞こえているか」はモニターできないので、ときどき「もしかして聞こえにくかったりするのかな」と不安になったりもする(だから機密漏洩うんぬんもさることながら、環境音の問題でカフェなどから参加することは避けている)。

PHOTOGRAPH BY AUDIO-TECHNICA

というわけで、15%ほど安くなっているこのマイク(オーディオテクニカ AT2020USB+)を発見したときは、即座に食指が動いた。この手の商品にしてはロングセラーということで信頼がおけるし(3カ月ごとにスペックが上がっていく類いのものじゃないし)、そもそもオーディオテクニカ製だ。ポッドキャストやゲーム実況に使っている人も少なくないというレヴューもうなずける。

だから仲間たちよ。次のリモート会議のとき、声が少しうわずって(あと、鼻の穴が膨らんで)いても、どうか「いい音」に免じて許してほしい。ようやく手に入れた高音質(そして何よりこのルックスの!)マイクを前に、「悦に入るな」というほうが無理な話なのだから。(TEXT BY TOMONARI COTANI)

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ブラーバ ジェット 240

部屋の掃除を自動化しようと思ったとき、まずはロボット掃除機を思い浮かべるかもしれない。だが、フローリングの部屋に関していえば、実は床拭きロボットという選択肢がある。

「ルンバ」で有名なアイロボットの「ブラーバ ジェット 240」は水拭き・から拭きの両方に対応しているので、ロボット掃除機が苦手とする細かなほこりをきれいに拭きとって、床をぴかぴかに磨いてくれる。試しに掃除が終わったあとの床を素足で歩いてみれば、その違いがすぐにわかるほどだ。

PHOTOGRAPH BY IROBOT

しかも音が極めて静かなので、在宅中に動作させてもまったく気にならない。それこそ気配すら感じさせずに、しっかりと床をきれいにしてくれる。カメラなどのセンサーを用いて位置を把握しているわけではないので、複数の部屋の掃除には基本的に向かないが、1部屋単位での掃除には非常に便利だ。

ちなみに今回のセールでは、ルンバの基本モデルともいえる「ルンバ e5」も大幅に値引きされている。カーペット敷きの部屋を掃除するなら、こちらを選んでおけば間違いはないだろう。(TEXT BY DAISUKE TAKIMOTO)

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ツインバード「フェイススチーマー SH-2786」

冬になると、特に気になるのが「肌の乾燥」だ。リモートワークやマスクで化粧をする機会が減ったとはいえ、少しずつ人に会う機会も増えてきて、「肌のケアくらいはしなくちゃ」と思い始めた今日このごろ。飽き性だからなかなか手が伸びなかった美容家電だけれど、セールで10,000円を切ったいまだからこそ、このあったかスチームで潤いを手に入れたいと思う。

収納場所に困らないコンパクトなスクエアフォルムで、蓋付きだからノズルにホコリがたまる心配もない。蓋の裏には大型の鏡がついているので、スチームの当たり具合もチェックできる。何より、水道水でもOKなのがラクチンでありがたい。ツルツルのお肌でZoom会議に参加することが、年明けの目標だ。(TEXT BY ERINA ANSCOMB)

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XGIMI「Mogo Pro」

もともとキャンプでアウトドアシアターを実装したく購入。Android TV搭載を条件で探していたところで、まずこのシルヴァーのスクエアなフォルムに目がとまった。もちろん屋内での出番も多く、リヴィング、寝室、ワークスペースとサッと置いてすぐに観られる機動性と使い勝手は、オートフォーカスおよび台形補正機能も相まって想像以上に快適だ。

モバイルプロジェクターは明るさを表すルーメンのスペックが選ぶ上でひとつの判断基準かと思うが、Mogo ProはDLP方式で画質はフルHDの1,080p、明るさは300ANSIルーメンと、プロジェクター初心者にとっては必要にして十分。同一価格帯の他社製品と比較しても、とても鮮やかな画像を投影してくれるし、初めはその高精細さに驚いた。

PHOTOGRAPH BY XGIMI

ひとつだけ“TIRED”な点があるとすれば、期待していたHarman Kardonのスピーカーの音質。お世辞にも低音は十分ではないし、Harman Kardonと名乗る必要性をあまり感じなかった。

あくまで音質の比較の基準程度にしていただきたいが、アップルの「HomePod」やJBLの「Flip 5」あたりのほうがよっぽど良質だ。この点に関してはBluetoothで別のスピーカーに接続してしまえばいいのだが、メジャーブランドの名に引かれてプロジェクター+モバイルスピーカーの一台二役を期待すると、ぼくのように落ち込むかもしれないので、割り切りが必要だろう。(TEXT BY RYO TOMIZUKA)

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シロカ「全自動コーヒーメーカー」

シンプルかつ低価格な全自動コーヒーメーカーを探しているなら、ぜひ個人的にも“リモートワークの相棒”になっているシロカの製品をおすすめしたい。自宅にいてZoom会議が詰め込まれているときでも、会議の合間の短い時間に機械任せでコーヒーをいれられる。

しかも、水を入れてあるコーヒーメーカーに計量した好みのコーヒー豆を放り込んでボタンを押せば、あとは豆をひくところから全自動。時間のあるときはハンドドリップでゆっくりと、慌ただしいときは全自動でという使い分けをしてもいい。

ちなみに、シロカは調理家電や生活家電で定評のある日本の新興家電メーカーで、ほかにもホームベーカリー電気圧力鍋などのヒット商品で知られている。基本性能はお墨付きだ。(TEXT BY DAISUKE TAKIMOTO)

PHOTOGRAPH BY SIROCA

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「Yogibo Mate R2-D2」

ジムで週に2回のトレニーングをこつこつと続けていたら、だんだん体が大きくなってきた。目標に近づく充実度はあるけれど、その代償として横向きに寝ると翌朝は増量した体を支える腕がしびれるという哀れな悩みを抱えていた。

そんな折にいい解消法があると知人からすすめられたのが、Yogiboの抱き枕。おすすめしたいのは、そんな快眠へと導いてくれる抱き枕──ではなく、それを購入する際にレジの横にいたYogibo版のR2-D2だ。

PHOTOGRAPH BY YOGIBO

本当にあのルーカスフィルムが、あるいはディズニーが許可を下したのかと思うほどにデフォルメされたそのたたずまいは、すこぶる愛おしい。抱いてよし、眺めてよし、抱き枕と一緒に埋もれてよし。おかげで悩みが解消された喜びとともにぼくを癒してくれる相棒だ。ちなみにYogibo版のチューバッカは、キャラが変わりすぎていてどうも受け入れらない自分もいるけれど、今年生まれた友人の子どもにプレゼントしたい。(TEXT BY RYO TOMIZUKA)

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TEXT BY WIRED STAFF