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2022年の「Amazonブラックフライデー」は12月1日（木）23:59までの開催。さまざまな商品をセール価格で購入するだけでなく、より高い還元率でポイントを貯めることも、Amazonブラックフライデーの攻略法のひとつだ。
ポイントアップキャンペーンやAmazonギフトカードへのチャージなどについては、関連記事「『Amazon ブラックフライデー』 セール対象品22選＆攻略のポイント」でチェックを。残された日数もわずかとなっきたのでASAPでどうぞ。
さて。これまでもWIRED SHOPPING GIDEでは、Amazonオリジナルプロダクトやガジェット、家電など、「 Amazonブラックフライデー」でお買い得となった定番的なアイテムをご紹介してきたわけだが、もちろんそのほかにもおすすめはある。
本稿では日々の生活のシーンをいくつかピックアップし、それにふさわしいセール対象アイテムをセレクトした。目の前に迫った年末年始のホリデーで、心身をリセットする際にきっと助けとなるはず。ウェルネスを確かなものとするための、おすすめの生活道具をご紹介したい。
朝、美味しいコーヒーが飲めるか否か、それが一日の価値を大きく左右する。なんてことはないかもしれないが、あの苦味、酸味、甘み、香ばしさを愛するわれら琥珀党にとっては、けっこう大事な問題なのは言うまでもない。自分好みのコーヒーを安定的に淹れられるようになれば、きっと心はますます穏やかになるだろう。
しかもできれば一度にたっぷりと。自宅でのリモートワークを思い出してほしい。マグカップやサーバーを満たしていたはずのコーヒーはたちまち消費され尽くし、大事な打ち合わせを前にして慌ててドリップした記憶はないだろうか。業種や企業によってバラつきはあるようだが、この先も自宅でのデスクワークをある程度前提に考えると、BC時代（ビフォア・コビッド・エラ）とはコーヒーにまつわるツールのサイズが、どうやら異なるのだ。
そこで発見。Bodumのフレンチプレスコーヒーメーカー「コロンビア」。丈夫なステンレスボディはダブルウォール仕様で熱くなりにくく、容量は1ℓ。豆とお湯を入れて4分ほど蒸らし、あとはゆっくりフィルターを押し下げるだけで完了。ペーパーフィルターやネルドリップなどと異なり、豆に含まれる油分も抽出されるため、コーヒーの味をよりストレートに楽しむこともできる。
もちろんお湯もたっぷり必要になるが、T-falの「ディスプレーコントロール」は5段階（60/80/90/95/100℃）の温度調整ができて、さらにこちらも1ℓの容量＋熱くなりにくいダブルウォール仕様とパーフェクトなマッチングなのだ。ちなみにコーヒーは80〜90℃、紅茶は95〜100℃がそれぞれ適温といわれている。温度がデジタル表示されるので、その点も便利だ。
そして36段階と細かな、というか微細すぎるほどの粒度調整機能を備えたTime Moreのコーヒーミルは、独自に開発したステンレスの刃の形状により、きわめて滑らかな操作性がある。手回しミルにしては高価だが、アルミニウムを削り出したずっしりとした質感（重いわけではない）など、使い心地はとてもよい。Thermosの断熱カップ（こちらもダブルウォール）とともに、アウトドアでも活躍するだろう。
筋肉を大きくしたいなら、局所的に高い負荷をかける必要があるし、きっとジムで鍛えた方が効果的。しかし年末年始の休暇で鈍りそうな身体に適度な負荷をかけたり、ストレッチで可動域を拡げたりするなら、自宅で自重のワークアウトをおすすめする。出費だって抑えられるし。
SKLZの「エクササイズスライダー」はフローリングやタイルなど、床の上を滑らせて使用するトレーニングツール。自重を利用して抵抗と動きを作り出すことで、強度をコントロールしながら柔軟性を高めるトレーニングを行うことができる。構造はシンプルだが、かなり体幹に効く。
ストレッチのマットにはリーディングブランドのひとつであるMandukaのヨガマットをおすすめしたい。5mmの厚さがあり、しっかりとしたクッション性とグリップ力を備える。しかも丈夫で、化学溶剤を廃し環境に配慮したエコ素材のTPEを使用し、ヨーロッパの繊維団体が提唱する｢OEKO-TEX｣基準をクリアしている。
ワークアウトをしながら音楽や落語を聴くときは、Shokzのイヤホン「OpenMove」がいいだろう。骨伝導イヤホン専業メーカーのエントリーモデルで、防水のため汗を気にする必要はなく、耳を塞ぐことがないのでランニング時にも便利だ。音質がかなり高いと評判で、2年間の製品保証がつくのも専業メーカーならでは。
そしてDoctor Airの「3Dコンディショニングボール」でほどほどに追い込んだ身体をケアする。手のひらサイズの直径90mmの球体で、1分間に2500、3000、3500回という3段階のパワフルな振動を発生させるマッサージツールだ。マッサージガンと似たような使い方ができるが、こちらは球体であるため、床に置きその上から仰向けになれば、一人でも腰や背中にアプローチできる。ヒーティング機能もあって、かなり気持ちいい。
マルチタスクに時短レシピ。近年はどうやら料理も合理化の対象になっている。忙しく暮らすのが現代人の性なのかもしれないが、休日くらいはスローダウンしたほうがいい、というのは自戒も込めて。
というわけで、スロークッキングを始めてみるのもいいかもしれない。Huromは1974年に設立されたスロージューサーのパイオニア。そのコンパクトモデルもセール対象になっている。ミキサーは食材を刃で刻むが、こちらは1分間に40回転という低速でゆっくり搾る。ゆえに果物や野菜にかかるストレスや熱を最小限に抑え、音も静か。細胞を破壊しないため。味わいは濃厚で栄養価もキープできるのだとか。値は張るが食材を無駄なくありがたくいただくためのツールとして、間違いなくそれだけの価値はある。
冷たいスローがあれば、温めるスローもある。こちらは近年注目を集めている低温調理器具。さまざまメーカーが手掛けているがTakistarのスロークッカーは独自の温度制御と特殊な3D流路設計で、正確な温度管理を実現。パワフルな水流を生み、ムラなく均一にじっくりと調理できる。さらにコンパクトかつ軽量でIPX7の防水設計。トータルで評価が高い。加えて、保温性の高い鍋を併用すれば、電気の消費も抑えることができる。北陸アルミの両手鍋はの鍛造鍋で、内側にはセラミック加工が施されているため焦げ付きにくい（しかもテフロンより耐熱性もある）。蓋も重量があるため気密性が高く、ご飯だって美味しく炊ける。
ちなみに、お隣の韓国では冬といえばキムチを漬けるキムジャンの季節。いきなり本場のそれを実行するのは高望みかもしれないが、水キムチを作ったり、自然発酵の市販のキムチに、干し海老やスルメやニラを加えるアレンジや、塩揉みした白菜やキュウリを追加する“増殖”にトライするのはきっと楽しい。本場のステンレスタッパーがあると、グッと感じが出る。
これに関していうと、ホリデーもウィークデーも関係ないのだが、衛生的な口腔の状態を保つことはかなり大切。太古のサピエンスも歯周病には苦しんでいたようだが、糖類の摂取量が指数関数的に増大した現代のサピエンスとしては、とにかく細心のケアをしておくべきだ。
というわけで歯ブラシは例えば超音波で。アメリカ生まれのAquaSonicの「ブラックシリーズ」は、1分間に4万回も振動し、IPX7相当の防水機能やワイヤレス充電を備え、替えブラシ８本、専用トラベルケースなどが付属。アメリカ歯科協会（ADA）からのお墨付きも得ている。歯垢の除去や歯肉炎の予防、ホワイトニング、歯茎へのマッサージ効果も期待できるとか。
そして昨今はフロスも水と超音波の時代。歯間ブラシやデンタルフロスも使い方によっては効果的なのだろうけれど、ウォーターフロッサーも同じ。Usmileの超音波モデルはアジア各国で人気を得ているツールだとか。超音波水流技術によってきめ細やかな気泡を作り、水流の洗浄力と快適性が向上。歯間の汚れを洗い流すことができる。他社と比較してもコンパクトなサイズ感も魅力的だ。
のんびりと湯船に浸かる。あー今日も一日頑張った、と心から思えたら、その日はちょっと嬉しい。寒い冬の夜には、お湯のパワーをさらに引き出すのもいいだろう。
例えば「エプソムソルト」。西欧では古くから愛用されていて、「ソルト」と呼ばれているが、成分は硫酸マグネシウムだ。15～16世紀にイングランドのエプソムという土地で発見されたことから名付けられたという。マグネシウムは肌の細胞分裂を助けるとされており、その湯に入れば、肌荒れや乾燥を防ぎ、ハリが生まれる効果が期待でき、深部の体温も上昇するとか。つまりポカポカでスベスベ。国産のエプソムソルトは価格も手頃。
あるいは高濃度水素入浴剤。日本生まれのスイソサムが手掛ける「H&（アッシュアンド）」温泉にも炭酸泉というのがあるが、こちらは水素による泡が楽しめて、深部体温の上昇や、肌のスベスベ感なども同様に期待できるとか。さらに水道水に含まれる塩素を除去する作用もあるとか。森林浴をイメージしたパインニードルやユーカリの香りも楽しめる。いずれも塩分など風呂釜を傷める成分が入っていないのもポイントだ。
そして、IPX7の防水性があり、コンパクトながら6Wのパワフルなドライバーを2つ備えたAnkerのワイヤレススピーカーのベストセラー「Soundcore 2」があれば、ほとんど完璧。好きな音楽をバスルームの自然発生型エコーとともに堪能できるだろう。
ついでにオーストラリアでおよそ半世紀前に創業したThrsday Plantationのソープバーも。ティーツリーオイルを使用した美容品を専門とするブランドで、そのソープバーは99%が天然由来成分でありヴィーガン認証も取得。抗炎症作用や免疫調整効果など、ティーツリーオイルのパワーを、爽やかな香りとともに期待したい。
身体が芯まで温まったら、あとはそう、ベッドに入るだけ。が、その前に2つほどツールをセットしてみてはいかがか。
まずはDreameggのホワイトノイズマシンをベッドサイドに。高性能なドライバーによってクリアな音を発生させ、騒音にベールをかけるようにして、耳や脳への音の刺激を緩和させるためのツールだ。用意された環境音は7種のノイズ音、7種のファン音と15種の自然音（雨音、川のせせらぎ、母胎音まで）と多彩。バッテリーは大容量で、12時間以上の連続再生が可能な上、充電しながらの使用もでき、このほかにも無段階の音量調整やタイマーなど必要な機能はだいたい装備している。コストパフォーマンスに優れた家電を手掛ける、中国・深圳の新興の家電メーカーらしく価格も抑えめ。米国でも多くの支持を集めるアイテムでもある。
そしてFitbitのヘルストラッカー「Fitbit Luxe」を手首に。心拍数や皮膚温度、血中酸素濃度を常時モニタリング。さらに睡眠を分析する機能も備えており、浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠といった睡眠ステージを分析し、睡眠スコアを表示。そのクオリティを可視化してくれる。そのほかにも、ストレスによる身体反応の兆候を記録し、1 〜 100 のスコアでストレスのレベルを表示。身体がどのようにストレスに影響し、あるいは対処しているかを把握することもできるだろう。身につけていることを忘れそうなほど、軽くて小さな設計も魅力だ。
以上が日々のウェルネスに資するであろう、20のアイテムだ。
睡眠やストレスを可視化し、バスタイムや料理の時間をゆったりと楽しむ。ワークアウトはまずは無理なく自重でほどほどに。しかし歯磨きは超音波で徹底的に。そしてコーヒーはたっぷりと、フレンチプレスでイージーかつ豆の味をダイレクトに。
セールは残された時間もわずかとなってきたが、これを機会にぜひ生活のスローダウンとスマート化を進めてみてほしい。
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