お知らせ:Editor's Lounge

Takramのコンテクストデザイナーである渡邉康太郎をゲストに迎え、来たるパラダイムシフトに備える人気企画「ビブリオトーク」を1月30日(火)に実施します。カルチャー、テクノロジー、ビジネスなど、全10分野の最重要キーワードを網羅した最新号「THE WORLD IN 2024」を踏まえた選書と白熱のトークをお楽しみに!詳細はこちら
DRAWDOWNドローダウン──地球温暖化を逆転させる100の方法

ポール・ホーケン・著、江守正多・訳、東出顕子・訳/山と溪谷社刊

世界がパンデミックで止まった2020年代、大気は格段にキレイになったけれど、「炭素排出量ゼロ」実現にはこれでも程遠いことが身をもって示された。いまや人々の意識と行動の変容に頼るだけでなく、地球の現状を科学的に正しく理解し、そのスペックを更新していくことも急務なのだ。2050年に「ネットゼロ」を実現するためには、大胆な環境政策と技術革新、さらにはその技術をいかに開かれた「民主的なテクノロジー」にするかが鍵なのだと、国立環境研究所の江守正多は考えている。最新の「地球の論点」を総ざらいし、アイデアとイノヴェイションによって人類は環境問題を解決できると考える『WIRED』のエコモダニスト的ヴィジョンをあらためて検証した。[最下段に音声データへのリンクがあります]。

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この日の「Thursday Editor’s Lounge」は、地球のことを考えるアースデイの夜に開催。米国主催の気候変動サミットを前に、菅義偉首相が温室効果ガスの削減目標について46%減にすることを公表したタイミングでもあった。

■聴きどころはこちら

・温室効果ガス、30年度に「46%」削減をどう見るか(00:01:55)

・二元論に陥らない「エコモダニズム」(00:25:50)

・松島・選「テクノロジカル・ドローダウン」(00:27:48)

・エネルギーを民主化するテクノロジー(00:33:50)

・CRISPRやジオエンジニアリングは自然に沿うか、反するか(0:47:00)

・江守が斬る、日本政府の環境政策(00:55:28)

・2050年「ネットゼロ」は実現可能か?(01:09:10)

・既存ビジネスを脱炭素ビジネスにいかにトランスフォームするか(01:28:35)

■登壇者プロフィール

江守正多|SEITA EMORI
国立環境研究所地球システム領域副領域長、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻客員教授。専門は気候科学。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次および第6次評価報告書の主執筆者。著書に『異常気象と人類の選択』『地球温暖化の予測は「正しい」か?』、共著書に『地球温暖化はどれくらい「怖い」か?』『温暖化論のホンネ』など。

DRAWDOWNドローダウン──地球温暖化を逆転させる100の方法

ポール・ホーケン・著、江守正多・訳、東出顕子・訳/山と溪谷社刊
地球温暖化を「逆転」させる具体的な方法を示した、世界が注目する唯一の書。食品の生産から消費まで、再生可能エネルギー、環境保全型農業、電気自動車、教育、水、森林、ネットゼロエネルギービルをカバー。水素‐ホウ素核融合、ハイパーループ、微生物農業、スマートグリッド、二酸化炭素の直接空気回収など、20の革新的な技術も紹介。世界13の言語に翻訳!NEWYORK TIMESベストセラー。[書誌データより]

会員限定の「Thursday Editor’s Lounge」ならリアルタイムで視聴・質問も可能!

サブスクリプションサーヴィス「SZメンバーシップ」では、普段はなかなか会えないプロフェッショナルなゲストを迎えて“公開インタヴュー”する会員限定のオンライントークイヴェント「Thursday Editor’s Lounge」を無料でお届けしています。クリエイションへの向き合い方から意外な素顔までが次々と引き出されるプログラムをデヴァイスでかけ流すのもよし、リアルタイム視聴ならではの質問コーナーへの参加ももちろん大歓迎。毎週木曜日に開催!

お知らせ:Editor's Lounge

Takramのコンテクストデザイナーである渡邉康太郎をゲストに迎え、来たるパラダイムシフトに備える人気企画「ビブリオトーク」を1月30日(火)に実施します。カルチャー、テクノロジー、ビジネスなど、全10分野の最重要キーワードを網羅した最新号「THE WORLD IN 2024」を踏まえた選書と白熱のトークをお楽しみに!詳細はこちら

Earth Dayの夜に考える、「地球の論点」総ざらい
ゲスト:江守正多(国立環境研究所 地球システム領域 副領域長)

[音声視聴はこちらから]