MITからドキドキなガジェットが登場。
時計でもなく、フィットネス・トラッカーでもなく、腕に巻いたウェアラブル・ガジェットが人の心拍数を操り、それが心を落ち着かせて幸福感をもたらすのだそうです。
それがMITのメディア研究所が作っている「ambienBeat」。アンビエントな鼓動とは…。
「ambienBeat」は、巻いた人の心拍数を検知するに留まらず、人工的な鼓動を生成します。人のカラダは不思議なもので、自分の心拍数がこの外的な人工鼓動に同調しようとするのだそうな。それが転じて、ゆっくりの鼓動であれば心を落ち着かせ、逆に眠い時は心拍数を上げて活動的にしてくれ、目覚ましにもなるのです。
ビクンビクンする仕組み
まずシリコン膜の内側には磁石があります。それがリストバンド側のコイルに引き寄せられて、無音でカチカチと付いたり離れたりを反復することで、潜在的な触覚バイオ・フォードバックを作り出す、とhackster.ioが説明しています。
そして心拍数を検知するデバイスは、手首の内側に密着するリストバンドの方にあります。けっこうシンプルな構造なんですね。
様々なパターンの鼓動が、人の感情までをもコントロールするだなんて目から鱗ですね。とはいえ、確かに子供の寝かしつけで背中をポンポンしてあげたり、大人でも不安なときにしてもらうと安心感が生まれるので、何か関連性がある気がします。
実用化に超期待したい
もしかしたら、これで不整脈の改善や、1/f ゆらぎのリズムで入眠の手助けなど、いろんなことができるかもしれませんね。本当の意味でライフハックって感じ、いやむしろバイオハックですかね?
ぜひともスマホと連携するよう改良し、製品化して欲しいと思います。
Source: YouTube, mit media lab via hackster.io