夢のコラボ。マイクロソフトがChromeブラウザの開発を助ける

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  • author 塚本直樹
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夢のコラボ。マイクロソフトがChromeブラウザの開発を助ける
Image: Evan Lorne / Shutterstock.com

胸熱展開。

先日Edgeブラウザに正式にChromeエンジンが組み込まれるという歴史的な一幕があったわけですが、一方ではMicrosoft(マイクロソフト)Chromium(Googleが開発を進めるオープンソースのブラウザーのプロジェクト)の開発を助けるという意外(?)な事例も確認されています。

これはChromium Gerritのソースコードの管理スレッドから発見されたのですが、MicrosoftはChromiumに対して、複数のタブを同時に移動する機能の提案を行ない、そして実際にコードを追加したのです。この機能はすでにEdgeブラウザに搭載されていたので、その逆移植といったところでしょうか。

なおEdgeがChromeベースになったことで、内蔵エンジンも「EdgeHTML」から「Blinkエンジン」へと移行しました。現在はBlinkエンジン(あるいはChromeブラウザ)での動作を前提としてるウェブページが多いため、Edgeブラウザでもそれらを正しく表示できるようになる、といったメリットがあります。

複数タブの管理機能がいつChromeに導入されるかどうかは不明です。しかし、長らくブラウザ業界で競合してきたMicrosoftとGoogle(グーグル)が協力するのは、なんだか漫画のような熱い展開です。


Source: The Verge