米当局「冬のコロナ第二波はより困難なものになるだろう」

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  • author Catie Keck - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岩田リョウコ
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米当局「冬のコロナ第二波はより困難なものになるだろう」
Image: shutterstock

これ以上の状態を続けないためにできること。

新型コロナウイルスのパンデミックでどこの国も病院はパンクに近い状態...。しかし、新型コロナの第二波がインフルエンザと時期を同じくしてやってくるとアメリカ疾病予防管理センター(CDC)は予想しています。しかももっと大きな波かもしれないとのこと。

CDCのディレクターRobert Redfield氏がワシントンポスト紙に語ったところによると、新型コロナウイルスとインフルエンザのアウトブレイクはすぐに始まるとし、「この冬は現在我々が経験していることよりもっとひどい状況になっていてもおかしくない」と語っています。さらなるウイルスの波にアメリカは国家レベルで何カ月もかけてしっかりと備えなければ大変なことになると注意を呼びかけています。

さらにRedfield氏は、「アメリカにいる人たちはしっかりインフルエンザの予防接種をすべきで、予防接種を受けることは、コロナウイルスに感染するかもしれない自分の母親や祖母のための病院のベッドを確保することにつながる」と話しています。

インフルエンザの予防接種は10月ごろから始まる秋・冬にもっとも摂取されるワクチンです。CDCによると、アメリカ国内では2019年10月から2020年4月までの間に3900万から5600万人がインフルエンザにかかり、そのうちの41万人から74万人が入院したと概算しています。現在のところ正確な数は不明ですが、アメリカで新型コロナウイルスに感染した人は80万2000人、死亡者は4万4000人にのぼるとCDCは報告しています。

ジョンズ・ホプキンス・コロナウイルス・リソースセンターのデータによると、4月27日時点で新型コロナウイルス感染での死者数は世界で20万人以上。感染での死者数を国ごと、地方ごと、街ごとで調査・把握するのは難航しているそうです。

経済活動を再開する日がいつかは訪れるわけですが、それは新型コロナウイルスが絶滅したという意味ではありません。これからも新型コロナと向き合いながら生活をするために、ソーシャル・ディスタンシングも手洗いもすべて続け、インフルエンザの予防接種も受けないと、この先もっとひどい状況が待っているかもしれません。