飛行時間が伸びたのも重視するべきポイントでしょう。
自粛解禁後の日本を4Kで空撮したい皆さま、ポチる準備はいいですか? バッグに入れて運びやすいサイズでありながら、画質がグーッドなドローン「Mavic Air 2」が発表されました。本日4月28日からDJIのオンラインストアで予約可能です!
では、旧型となる「Mavic Air」もなかなかのステキドローンでしたが、今回の新モデルはどんなところがグレードアップしたのでしょうか。
イメージセンサーが大型化
まずはカメラ周りから見ていきましょう。センサーは1/2.3インチから、1/2インチに大型化。画素数は4800万画素とかなりの高画素になりました。
しかも搭載されているセンサーはクアッドベイヤー配列(通常のベイヤーフィルターとは異なり、同カラーのフィルターを4つ隣接させて配置する方式)です。これにより隣接する4画素を1画素とみなし、2倍の画素ピッチで撮影できる暗所に強いカメラとしても使えます(この際、1200万画素になる)。常用ISO感度もISO3200→ISO6400と向上しました。スペックを見るに、ソニーの「IMX586」をベースにしたセンサーかもしれません。
撮れる映像・写真にも差が出ます。4K・30fps・100Mbps(初代)→4K・60fps・120Mbps(新型)にアップ。現行のiOSが採用している、圧縮効率の高い「HEVC(H.265)」コーデックでも撮影OK。
また、高画素センサー生かした8Kのタイムラプス空撮動画も撮れますよ! スローモーションも1080p・120fps→1080p・240fpsと増えました。
写真も同じく、1200万画素→4800万画素で撮れます。
お手軽撮影機能として、夕焼け/空/草地/雪/森林といった被写体というかシーンの認識、ハイパーライト(低照度条件化での撮影モード)、HDR(写真・動画の両対応)の各機能が自動で調整されます。カメラのセッティングって難しいと感じている人でも、ダイナミック感あふれる映像・写真が撮れるというわけですね。おお、オプションでNDフィルタも用意されますか。
バッテリー・飛行時間が大幅アップ!
バッテリー容量も2,970mAhから3,500mAhに増えました。同時に飛行可能時間は21分から34分と大幅にアップ。最大飛行距離も10kmから18.5kmに伸びています。空撮好きの人にとって、ここが一番惚れるポイントかも。
障害物検知のバージョンが格上げ
障害物センサーの数は従来どおりですが、APAS(高度操縦支援システム)はMavic 2シリーズが搭載している「APAS3.0」にアップデート。従来よりも障害物の認識力はアップしていると考えてよさそうです。
付属のコントローラーが新型に
コントローラーも刷新されました。スマホホルダーが上側となり、視認性をアップ。スマートフォンのホルダー部分にはアンテナも内蔵されているようです。またコントローラの動作時間も270分に伸びました。
ただし重さ・サイズは増加
センサーからバッテリーまでスペックアップした反面、スペックダウンとなったのが重さとサイズ。430g→570g、折りたたみ時の大きさが168x83x49mm→180x97x84mmです。前モデルと同じポイントは8GB内蔵ストレージ、最高飛行速度(約69km/h)、クイックショット(6種類)。
たたんだ状態 | 長さ(mm) | 幅(mm) | 高さ(mm) |
---|---|---|---|
Mavic Air | 168 | 83 | 49 |
Mavic Air 2 | 180 | 97 | 84 |
たたんでいない状態 | |||
Mavic Air | 168 | 184 | 64 |
Mavic Air 2 | 183 | 253 | 77 |
本体がちょい重く、大きくなったように、Mavic Air 2はトータルとしての小型先鋭化をやめた様子。まあ、その下には200gを切るモデルの「Mavic Mini」があるしなー。それよりもコンシューマー機としての扱いやすさを重視した仕上がりといえそうじゃないですか。
「Mavic Air 2」の気になるお値段は、初代Mavic Airから1,600円アップの10万5600円(税込)。ここには本体、コントローラ、バッテリー、ジンバルカバー、プロペラ6本(予備含む)、ACアダプタ、USBケーブルなどが含まれます。
さらにバッテリーx2、ショルダーケース、NDフィルターセット、バッテリー充電ハブ、モバイルバッテリーとして使えるバッテリーパワーバンクアダプターなどが付属するMavic Air 2 Fly More コンボは13万2000円となります。お買い得度、高い気がするコレ。
Source: DJI