トム・ハンクスが血漿(けっしょう)を寄付→新型コロナの研究に使って

  • author 中川真知子
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トム・ハンクスが血漿(けっしょう)を寄付→新型コロナの研究に使って
Image: shutterstock

みんな自分のやれることを精一杯頑張るしかないんだな。

ハリウッドで一番最初に新型コロナウィルスに感染したことがわかったトム・ハンクスとリタ・ウィルソン夫婦ですが、順調に回復し、今はこの恐ろしい病の治療薬研究に一役買おうとしているんだそうです。

自ら血液と血漿の提供を提案

というのも、CITY TIMESによると、ふたりはCOVID-19の治療薬開発のために自身の血液と血漿(けっしょう)を寄付すると申し出たらしいのです。NPRの「Wait Wait. Don’t Tell Me!」というポッドキャストで、トム・ハンクスはこう話したそうです。

「頭の中に浮かんだのは、次はなんだろう、自分たちにできることはあるだろうか、でした。そんな中、私自身に抗体ができていることがわかりました。血液と血漿の提供を求められましたが、自分からも提供を申し出ました」

トム・ハンクスは自分の抗体を「ハンク・チン」(ハンクス+ワクチン)と呼び、希望するところに寄付するつもりだと語ったそうです。

コロナという少年にプレゼントを贈る気さくなビッグスター

トム・ハンクスといえば、つい先日、コロナと言う名前が原因で虐められていた少年に手紙と、自分がオーストラリアで療養中に使っていたコロナ社製のタイプライターをプレゼントしたことが話題になりましたね。『トイ・ストーリー』の「僕は君の友達」を直筆で書いていたのが人柄を表していると思います。ビッグスターなのに、気さくだわー。

そういえば、COVID-19のワクチン繋がりなんですが、先日Netflixのリミテッドシリーズ『新型コロナウイルスをダイジェスト』というドキュメンタリーを見たんですね。その最後に「人間は常にウイルスに勝ってきたから、次も勝てる」的なことが言われているんです。どんなに恐ろしいウイルスでも、ちゃんとワクチンを作ってきたし、今回も大丈夫って。そのワクチン作りに、トム・ハンクスの「ハンク・チン」も貢献するかもしれません。

Source: CITY TIMES