足跡は残してもカーボン・フットプリントは残さない。
多くの企業がリサイクルやサスティナビリティを意識しているこの頃。巨大メーカーのナイキとて例外ではなく、再生エネルギーやリサイクル素材を活用したプロダクトを研究し続けています。
新作スニーカーコレクション「ナイキ スペース ヒッピー」は、その集大成とでも言うべき存在。アッパーやエンジニアードットに使われている糸は、85〜90%のリサイクルポリエステルを含むSpace Waste Yarnという素材で、通称「宇宙ゴミの糸」。すなわち、工場で出てしまうスクラップなんです。
独特な模様のソールはナイキフォームにナイキグラインドラバーを15%かけ合わせたもので、まだらの粒はグラインドラバーの粒。履くだけでタイムが縮まると言われていた「ZOOM VAPORFLY 4%」の生産時に生じたゴミも、ミッドソールのクッショニングとして再利用されています。新素材の削減が炭素排出量の削減に繋がってるワケです。
炭素排出スコアは、ナイキ史上最低値。ゴミを活用したらこんなカッコいいスニーカーが生まれましただなんて、ロマンが過ぎる話ですね〜。超サスティナブルだし、佇まいもどことなく宇宙モノっぽいし。取り組みへの思いが伝わる過去のリリースもアツいんですよ。
「ナイキ スペース ヒッピー」は01〜04の4モデルがラインナップされ、2020年6月11日(木)より発売予定。これもきっと即完でしょうし、ズキュンと来た方は発売日リマインダーをお忘れなく。僕はシューレースの無い02を狙ってます。今年あんまり靴買ってないから、多少はね。