従来版ユーザーはわざわざ買い直さなくても良さそう。
Logicool(ロジクール)の人気Bluetoothマウス&キーボードにMac専用モデルが登場しました。「MX Master 3 for Mac」と「MX Keys for Mac」です。
...とは言っても、従来版の「MX Master 3」や「MX Keys」もWindowsだけでなくMacにも対応した製品でしたよ? for Macは何がどう違うんでしょ。まとめました。
現行品のハンズオンもあわせてどうぞ。
カラーがスペースグレーに
両製品ともカラーがスペースグレーになりました。MacBookシリーズで今や定番となったカラーですね。
たとえばMX Keysの場合、従来品はシルバーのフレームにグレーのキーだったところ、より明るいシルバーのフレームにブラックのキーという配色になりました。よりコントラストが上がって男っぽい仕上がりになってます。
MacとのBluetooth接続が向上した
MacへのBluetoothでの接続性が向上しています。従来品と比べて接続が安定するだけではなく、遅延が少なくなり、Macのスリープ状態からの接続復帰も早くなっているとのこと。
僕も1週間ほど使っていますが、たしかに今のところ接続が不安定になることはありません。ただ、従来品に接続の不安を感じていなかっただけになんとも言えないのが本音なんですよ...。
むしろ握り心地が大好きなロジクールのエルゴマウス「MX Vertical」のほうでMacとのBluetooth接続が切れることがあり、こちらの「for Mac」版が欲しかったりします。
付属品が違う
MX Master 3 for Macは従来版に付属していたUSB-A to Cケーブルの代わりにUSB-C to Cケーブルが付属します。これはUSB-A端子がないMacBookシリーズに合わせたかたちですね。
注意したいのが、従来版に付属するUnifyingレシーバー(USB-Aポートに接続する無線ドングル。Bluetooth接続の代わりに使用する)が付属しないこと。従来版ではBluetoothの干渉が気になる場所でもUnifyingレシーバで代用できたのですが、今回はBlutooth接続が安定した&USB-AがなくなりつつあるMac向けということで省略されています。
MX Keys for Macも同じようにケーブルがUSB-A to CからUSB-C to Cに変更されています。こちらにはUnifyingレシーバは変わらず付属しています。要注意なのが、Macの暗号化機能「FileVault(ファイルボルト)」が有効の場合はMX KeysをUnifyingで接続する必要があること。 FileVaultがオンだと、MacにログインしていないときにBluetooth機器の接続をブロックする機能が働き、MX Keysの使用に影響が出るようです。
MX Keysのキー配列は英語のみ
従来品は日本語のみだったのに対し、for Macは英語配列のみです。
ひらがなの刻印が無くてスッキリ見た目がいいことからMacBookユーザーでも英語配列を好む人が多いですよね。記号のタイプがしやすいという理由でプログラムを書く人からも好まれるのだとか。
喜ぶ人も多そうですが、僕のように日本語配列派の人はどうすればいいのでしょう? スペースグレーかっこいいんだけどなぁ。願わくばひらがな刻印のない日本語版が...欲しい。
Appleユーザーが今から買うなら「for Mac」
どちらも主な特徴や機能は従来版と同じです。ただし、「for Mac」の対応機種はが割と新しいmacOSやiOS、iPadOSに限られています。Apple製品以外での使用は公式には推奨されていません。
つまり「for Mac」は、Appleデバイスしか使わない人(かつ英語配列派の人)のためのマウス・キーボードです。
これからMXシリーズを買うのであれば、接続が安定するであろう「for Mac」を選んだ方がいいでしょう。 ただ、すでにMXシリーズを使っているAppleユーザーで、見た目や接続性に特に不満を感じていないのであれば買い直す必要も悔しがる必要もなさそうです。
「MX Master 3 for Mac」は1万4850円、「MX Keys for Mac」は1万5950円でどちらも8月20日発売です。
Source: Logicool