マイクロコンピューターにAIまで。義肢の世界はこんなにも進化していた

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  • author 渡邊徹則
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マイクロコンピューターにAIまで。義肢の世界はこんなにも進化していた
Image: Mugendai(無限大)

まさに日進月歩。

事故や病気、あるいは先天的な理由などで体の一部が欠損している方は多くいます。そうした方々を支えるのが、義手や義足などの義肢です。

IBMのWebメディアMugendai(無限大)に、義肢一筋40年の方が登場しています。AI搭載のハイテク義肢があるって知ってました?

お寿司も握れる義手。機能的でかっこいい義肢を目指して

インタビューに登場していたのは、義肢装具士臼井二美男さん。聞き慣れない職業名ですが、厚生労働省が認定する由緒正しい国家資格で、その活動は医療行為とみなされています。

これまで400名以上担当してきた臼井さん。見習いの頃は、カーボンファイバーやチタニウム合金といった新素材が登場した時期だそうで、それまで重かった義肢が軽くて強いものへと変わっていった過渡期でした。

それから40年近く、近年では、関節の曲がり方を調節するマイクロコンピューター搭載の義足や、個人の特性を自動的に学び、「お寿司をつぶさない程度の力」などに調整できるAI搭載の義手まであるそう。

マイクロコンピューターにAIまで。義肢の世界はこんなにも進化していた
Image: Mugendai(無限大)

義肢装具士の第一人者である臼井さんいわく、義足などにもやはり「履き心地」があるといいます。人によってはその日の気分によって変わるほど繊細なものだそうで、義肢装具士はその微妙な違いを感じ取る力が必要とのこと。

理想の義足について、臼井さんは以下のように語っています。

生活の中でつけていることを忘れているようなものが理想ですね。義足はうまく機能していないと、ただの邪魔な異物になってしまいます。そうなると、物事に集中できなかったり、自分に自信が持てなくなってしまう。適合した義足であれば、トレーニング次第で歩くことも走ることもできるようになって、当人にとっての大きな自信につながります

義肢の製作にとどまらず、「隠して欲しくない」との思いから義足の方のファッションショーまで手掛ける臼井さん。ご自身がつくり上げる「機能的+かっこいい義足」を通じて、「障がい者ってかっこいい」という世界を実現するのが目標だと語ります。

その他にも、障がいを持った方とスポーツの話題など、インタビューの続きはMugendai(無限大)よりお楽しみください。

Source: Mugendai(無限大)