スマホ業界の選択肢の1つとして必要なスマホです。
デバイス修理コミュニティ「iFixit」で10点満点を獲得したスマホFairphone 3がアップデート、Fairphone 3+の登場です。アップグレードしたのはカメラモジュールの部分。
Fiarphoneは修理や改造のしやすさに重きをおいたモジュール型で、実にヨーロッパらしいサステイナブルなスマートフォン。Fiarphone 3+では、リアカメラが12MPから48MPに、フロントカメラが8MPから16MPへ大幅アップデートしています。また、オートフォーカス、被写体トラッキング速度も速くなり、手振れ補正も向上しているとのこと。Fiarphone 3+に搭載されているのは、バッテリーが300mAh、容量64GB、プロセッサはQualcomm 632、OSはAndroid 10。モジュールスマホなのでもちろん既存のFairphone 3とも相互性あり。今回アップデートしたカメラモジュールパーツだけを購入して付け替えるのもOKです。サステイナブルなスマートフォンということで、使用しているプラスティックの40%が再生プラスティックなことも注目(前モデルは9%)。
FairphoneのEva Gouwens CEOは、プレスリリースでこう語っています。
「端末の修理・再利用を呼びかけること、1つの端末を長く使い続けることで、サーキュラーエコノミーで、サーキュラーエコノミーをさらに進めることができると考えます」
「Fairphone 3+とカメラモジュールのリリースは、それが可能であるといういい例になると思います。人や地球に優しくすることは商業的にも可能だと示すことで、エレクトロニクス業界全体がもっと責任ある行動をとっていけるようになればと思います」
Fairphone 3+は9月14日発売で、469ユーロ(約5万9000円)。カメラモジュール単体は、10月1日までは70ユーロ(約8800円)、その後95ユーロ(約1万2000円)で販売予定。
多様性が求められる時代ですから、こういうスマホもあっていいし、あるべき。残念ながら、Fairphone 3/ 3+ともに、まだ、マーケットはヨーロッパのみなんですが…。今後の展開に期待です。
Source: Fairphone