船ってめっちゃ燃料いるから。帆船ドローンでいろいろ節約したい

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  • author 武者良太
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船ってめっちゃ燃料いるから。帆船ドローンでいろいろ節約したい

つなぎ目なく軽量で強度もバッチリ。

空を飛ぶモノだけがドローンではありません。ドローン展示会『Japan Drone 2020』のエバーブルーテクノロジーズのブースにあったのは、帆を張ったヨット型ドローンType-A」。海の中の魚群を探し、見つけたらそれを追いかけることで、 漁業者の人件費や燃料費を削減することを目的とした自律船です。

基本的に風のチカラで進むため、電力は帆と舵のコントロール、そして取得したデータの通信にのみ使うため、バッテリー容量が少なくとも長時間の航行が可能。うまいものです。

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Photo: 武者良太

船体は3Dプリンターで出力することにより、低コスト化と工期短縮を実現したそうですが。

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Photo: 武者良太

量産型のプリントアウトには、国内最大級の大型3Dプリンター「EXF-12」を用いるんですって。

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Photo: 武者良太

この3Dプリンターもまたすごい。フィラメント、ぶっとすぎますよねコレ。

1センチのノズル径も使えるそうなんですよEXF-12って。だから製造時間がさらに短縮、7時間で船体をプリントアウトできるといいます。しかも一体構造で出力できるから、強度向上、軽量化、耐水性・耐久性もアップ。いいことだらけすぎる。

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Photo: 武者良太

他にも水中で働くドローンがありました。こちらはQYSEA Technologyの「QYSEA FIFISH V6S」。ロボットアームを搭載した無人潜水機です。6基のスラスターで水中を自由に駆け抜けます。

通信ケーブルとなるテザーケーブルは200mのものも選択可能。ただし耐水深度は100mとのことなので、真下への潜航には注意が必要みたい。

Source: ジャパンドローン 2020