どうなる、ファーウェイのMateとPシリーズ? 継続に向け売却を交渉中か

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  • author 湯木進悟
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どうなる、ファーウェイのMateとPシリーズ? 継続に向け売却を交渉中か
Image: HUAWEI

ボクらはみんな待っている…。

ハイエンドな性能で多くのユーザーを魅了してきたHuawei(ファーウェイ)のスマートフォン。代表的なのは、高級路線の「Mate」および「P」シリーズでしょう。たとえば、昨年秋に発売された「Mate40」のラインナップは、その高性能カメラやKirin 9000チップ搭載などのハイスペックぶりで「iPhone 12シリーズにも勝っている?」なんて声も多かったのですが…。

Huaweiの最新スマートフォンならびにタブレットは、目下米国の厳しい制裁のあおりでGoogle Mobile Servicesが使えなくなっており、GmailもGoogleカレンダーもマップも、おまけにPlay Storeからアプリをインストールすることもできません。そればかりか、もはやプロセッサからディスプレイまで、スマホ本体を製造するパーツすら尽きてきており、もう万事休すの状態。起死回生の一手を用意しているとも報じられていますが、現状が苦しいことには変わりありません。

MateとPシリーズに売却報道

ところが、このほどロイター(Reuters)から、HuaweiがMateおよびPシリーズのブランドのみ、投資会社などへ売却する交渉を進めているとの報道が! 過去には同じくHuaweiの傘下で低価格モデルを販売してきた「Honor」ブランドが売却される見込みだとロイターが報じたことがあり、後にその通りになっていました。その結果、Honerブランドは生き残り、Intel(インテル)やQualcomm(クアルコム)からチップ供給を受けながら、新機種のリリースへとこぎつけることができています。MateやPシリーズも、そうやって生き残っていくのか?

しかしながら、Huaweiが売却報道を公式に否定したことをGSMArena.comが伝えています。今後もHuaweiとしてハイエンドモデルのリリースを続ける方針が表明されているものの、パーツの供給が断たれた現状をどのように打開するのかまでは明かされなかったんだとか。バイデン政権に移行し風向きが変わって制裁解除され、一気に復活の道が開けたりするのでしょうか? 純粋に「Mate50」や「P50」の次期モデルが普通に買えるようになることを待っているユーザーは、結構いると思うんですけどね~。

Source: HUAWEI Community, GSMArena.com via ロイター