ヒュンダイ、コロナ禍に展示場で働く接客ロボット「DAL-e」を作る

  • author 岡本玄介
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ヒュンダイ、コロナ禍に展示場で働く接客ロボット「DAL-e」を作る
Image: HYUNDAI

ロボット営業マン、好成績を上げられるでしょうか?

韓国の自動車メーカーHYUNDAI(ヒュンダイ)が、コロナ禍に展示場で接客するAI搭載ロボット「DAL-e」を発表しました。頭の上にはタッチパネルがあり、胸のディスプレイと併せて商品の説明し、顔認識機能でマスクをしていない人には着用をお願いするなど、新しい営業スタイルを生み出そうとしています。

本名はとても長い

全長1,160mmで重量80kgというコンパクトな「DAL-e」。名前の由来は「Drive you, Assist you, Link with you-experience」の頭文字を取ったもので、自動化された顧客サービスの未来を開拓するために設計されました。

そして優れた言語処理能力と自動通信システムにより、かつてのロボットよりもフレンドリーかつ感情豊かに人と接することができ、必要な情報をパっと呼び出せるようになっています。

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Image: HYUNDAI

営業スマイルも得意

「DAL-e」は4輪駆動で展示場内を自由に移動し、来客を案内することもできます。また室内にある大型ディスプレイに画像や映像を送り、身振り手振りと営業スマイルを使って情報を提供することも可能。これにより、従業員と来客は社会的距離以上離れられますし、人件費も浮くことでしょう。中には店員から接客されることなく、ひとりで見て回りたい人もいるでしょうし、現代のニーズにピッタリですね。

「DAL-e」はこれからソウル市内にあるヒュンダイとキアの展示場で運用され、今後のための最適化やアップデートで使い勝手を向上させていくとのことです。

日本のロボットも頑張って!

日本ではSoftbank(ソフトバンク)のペッパー君が検温したり、ジェスチャーを使って声がけをするなどの活動を行なっているようです。でも自由な会話で接客までは…まだできないのかな? ホンダでもASIMOがいましたし、ロボットたちにはもっと活躍してもらいたいなと思います。

Source: HYUNDAI via SLASH GEAR, Softbank