いま、ナウで、リアルタイムで日本のアーリーアダプター&アーリーマジョリティ層に勢いよく浸透しつつあります。
「Clubhouse(クラブハウス)」。音声チャットでコミュニケーションするiOS専用音声SNSです。2020年4月から英語圏で広がりはじめたサービスですが、1月16日から(1月22日説もあり)日本のApp Storeに登録されたことから、日本の利用者数がガンガンに伸びています。原稿執筆時点で、ソーシャルネットワーキングカテゴリ内、1位となっていました。
誰でも自由に好きなルームを作り、好きな人と好きに話せる。しかも体感レベルでノー遅延。ルームの種類によってはトークを他の人も自由に聴くことができるし、トーク中にモデレーターがスピーカーを呼んで増やすこともできる。フォローしている人がどのルームに入っているかもリストで見られるし、ルーム内にいる人を他のルームに誘っちゃうのも長タップ&1タップ。
Discordやフォートナイトなど音声チャットが普通にある時代となりましたが、「本当に話していいんだろうか?」という抵抗感なく、数タップで友達と会話をレッツゴーできる気楽さもあるし、小箱のイベントスペースのように壇上と客席の距離がめっちゃ近くて、リスナーとスピーカーがどんどん入れ替わる草の根ライブらしさもまた楽しいんですよね。
TwitterがテストしているSpacesは、このClubhouseを参考とした音声SNSになるとのこと。ステイホームが続く現在、声で人の気配を感じたいと思う人が増えてるってことなんでしょうね。
招待制かつ電話番号の登録が必要
現在、Clubhouseは招待制で、1アカウントにつき2人までしか招待できません(使用しはじめて数日後に3人ぶんの招待枠が増える)。しかも登録時に電話番号が必要です。音声SIM1枚につき1アカウントしか取得できない仕様なんですね。
また前述しましたが、ClubhouseはiOSデバイス専用の音声SNSです。M1 Macにもインストールできない様子。まだまだユーザー数が爆発的に増える、という段階には至っていないでしょう。
でもTV番組がClubhouse上で取材ルームを作るなど、注目度の高まりっぷりはバブリーすっごい。今週より来週、再来週と、どんどんユーザーが増えそうな気配ありますね。
オンラインライブ発表会の副音声ルームとか面白そう
Gizmodo的な使い方を考えてみました...。アップルの発表会のときに、解説ルームと雑談ルームの2つがあると面白いかも!新型iPhoneはどうだ、何色が欲しいかと喋りつつ、リスナーのお手紙というTwitterのメンションをピックアップしたりと、新しいライブ発表会ライブが試せそう。
ただ、僕が試した限りでは、iPhone/iPadの内蔵マイクしか使えなかった。iOS対応USBミキサーやマイクをつなげてもピクリともこなくて。
Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタとiRig 2を使えば外部マイクが使えるというウワサもありますが、うまく、よりきれいな声を入力したい、BGMやジングルを入れたい、といった願いがかなう光があるといいのにな。
Source: App Store