1ミリ秒でも早く走りたいあなたへ。アシックスの新ランニングシューズ「METASPEED」

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  • author 金本太郎
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1ミリ秒でも早く走りたいあなたへ。アシックスの新ランニングシューズ「METASPEED」
Photo: ギズモード・ジャパン

『ランニングモンスター ストライド/ピッチ』って感じ。

とつぜんですが、人間は2種類に分けられます。「早く走ろうとしたとき歩幅が大きくなる人」と「早く走ろうとしたとき足の動きが早くなる人」です。や、正しくは歩幅、動き、両方とも大きく・早くなるんですが、「歩幅(ストライド)」「足の回転速度(ピッチ)」のどちらがよりパワーアップするかは、人によって違うんですね。

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本日発表されたアシックスのハイエンド・ランニングシューズ「METASPEED(メタスピード)」は、そんな「早く走ろうとする人間のクセ」に着目した一足。それぞれのクセにあわせて設計された、より早く走れるランニングシューズです。

見た目は似てるけどソールがちょっと違う

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METASPEED Sky。歩幅(ストライド)重視。

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METASPEED Edge。回転数(ピッチ)重視。

METASPEED シリーズはSky(スカイ)とEdge(エッジ)の2バージョンがあり、Skyは足の回転数はあまり変えずに歩幅を大きくして走る「ストライド型」のランナーに、Edgeは歩幅と回転数の両方が上がる「ピッチ型」のランナーにむけてデザインされています。

パット見は同じシューズですが、ソールの厚みや傾斜、つま先の形状がちょっと違っており、その差が走りに大きく影響するのだとか。

シューズとランナーの相性が一致すると効果はばつぐんらしく、アシックスの研究によると今までのシューズより1.2%以上少ない歩幅でマラソンのゴールにたどり着けるそうです。プロの世界で1.2%ってすごくね?

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プロランナーの川内優輝選手とMETASPEED。

実際、プロランナーの川内優輝選手はMETASPEEDを採用したのち、8年ぶりに自己ベストを更新できたとのこと。

素人ランナーでも違いがわかる

発表会では実際にMETASPEEDを体験できたので、SkyとEdgeそれぞれのバージョンを試してみました。

まず足を入れた感触ですが、めっちゃ軽いです。片足あたり200グラム未満。靴紐も持った感じが軽い。このあたりはさすがプロランナー用のマテリアル。

動画ではトレッドミルを同じスピードに設定して走り比べてみました、足を運ぶペースがちょっと違うのがわかりますかね?

ランナーどころかランニング習慣すらない私でも、各バージョンの違いは感じ取れました。Skyは足が弾むというか、足の体重移動を素早く行える感じ。Egdeは安定して地面を踏んでいるような感触でした。私はEdgeのほうが走りやすかったです。Skyはフォアフット・ラン(つま先から着地する走り方)向きなのかも。

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METASPEED Sky/Edgeのお値段は2万7500円(税込)。まあ、プロ向けシューズですからね...

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Image: ASICS

テクノロジーを応用したより一般ランナー向けの「MAGIC SPEED」(4/9発売、税込1万7600円)、「HYPER SPEED」(4/16発売、税込9790円)もあります。なお、こちらは走り方によるバージョン違いはなし。

訂正[2021/04/09]記事初出時、製品を「スニーカー」と記述していましたが、こちら正しくは「ランニングシューズ」です。
Source: アシックス

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