旅にも出れるよ。
走行性能が高く、スリムなデザインがかっこいいクロスバイクやロードバイク。密を避けられる交通手段として乗り始めたという人、けっこういると思うのですが…荷物が多いときに困りませんか?
荷物を積めるカゴや荷台がないため積載量が低く、持ち物はリュックサック1つになんとか収める必要があります。でも、あれこれ詰め込むとパンパンになって中のものが取り出しにくくなったり、重くなって肩に食い込んで痛くなってきたり。
そういうときにおすすめなのが、自転車にベルクロなどで後付けするバッグ類。あれこれ分散して積めるようになりますし、スポーツサイクルならではのかっこよさもスポイルしません。
ハンドル回り・フレーム三角形・サドルの後ろにつけるバッグがある
とりつける場所は上記の3カ所、それぞれに対応した製品があります。ちなみに、このようにキャリアなどを使わず、自転車本体に多くの荷物を固定する手法は「バイクパッキング」と呼ばれます。
1. サドルバッグ
サドルの後ろ(裏)にとりつけるバッグです。さまざまな容量のものがあるのが特徴で、工具やパンク修理キットが入るだけのものから、2泊分程度の衣類が収まるものまで多岐に渡ります。
ぼくは通勤時には小さなサドルバッグをつけてパンク修理キットを入れ、ツーリングに出るときは大型のサドルバッグに替えて着替えなどを入れています。
大型のサドルバッグは、身長が高くない人向けのフレームを使っていたり、サドル位置が低かったりすると、ホイールに接触して使えないことがあります。よくわからない場合は、スポーツサイクル専門店で相談しながら購入したほうが無難です。
2. フレームバッグ
トップチューブ・シートポスト・ダウンチューブからなる三角形周りに取り付けるバッグです。容量は数リットル程度のものが多いです。自転車にまたがったまま開けられ、中身を楽に取り出せるというメリットがあり、移動中に出し入れする必要があるものを入れておくのに向いています。
自分はレインウェアを入れたり、前照灯を充電できるモバイルバッテリーを入れていることが多いでしょうか。
トップチューブバッグというハンドルの手前に取り付ける小さなバッグもあります。容量はあまり大きくありませんが、とにかくモノを取り出しやすいので、小物や補給食を入れておくのに向いています。
3. ハンドルバーバッグ
ハンドルに取り付けるバッグです。容量は2リットル程度のものから10リットルを超えるものまでさまざま。
ネットでも買えるけど、専門店で実物を確認して買うのがおすすめ
ネットだとサイズ感や取り付け方などがどうしてもわかりにくく、大きすぎたりうまく取り付けられない製品を買ってしまったり…といったことがありえます。慣れない人はロードバイクなどを扱う専門店に足を運び、相談しながら買うのが無難です。
アウトドアギアブランド「モンベル」もこの手のバッグ類を多数展開しています。近場に専門店がない場合はこちらを訪れてみるのも手です。