第3世代でそろそろ入手したいかも？
今年に入ってから、サムスンは次世代の折りたたみスマホについて鳴りを潜めていましたが、最近の相次ぐリークや噂のおかげで、早ければ今年の夏に出てくるかもしれません。
過去の通例だと、サムスンは｢Galaxy Z Fold｣の新モデルの発表は秋まで温存していましたが、韓国のWebメディア｢ The Elec｣によると、7月に折りたたみスマートフォンのための特別イベント｢Unpacked｣を開催し、最新モデルの｢Z Flip 3｣と｢Z Fold 3｣を発表する可能性があるとのことです。
｢Sammobile｣の記事によれば、｢Z Flip 3｣と｢Z Fold 3｣の両方とも、IP 67等級の防塵・防水機能を初めて搭載するようです。 これは最初のGalaxy Foldの発売以来、最も要望の多かった機能のひとつで、折りたたみ式のデバイスは柔軟に曲がるディスプレイに比較的大きなヒンジを備えた複雑なデザイン構造のため、適切な防水機能を搭載できていませんでした。
韓国で商標出願された｢Armor Frame｣の正体
さらに、オランダのWebメディア｢Lets Go Digital｣は、サムスンが韓国で｢Armor Frame｣と呼ばれる商標を出願していることを発見しました。おそらくこの商標は、｢Z Flip 3｣または｢Z Fold 3｣の新筐体を示唆するものではないかと考えられています。軽量化と耐久性の向上を実現しようとしていると思われます。サムスンの折りたたみ式スマートフォンは、従来のスマートフォンと比べても重量や耐久性の面で劣っている点は否めません。
スペックはマイナーアップデート止まり
他の噂やリークで想定する｢Z Fold 3｣のスペックについて、他にもクアルコムのSnapdragon 888チップの採用や、メインカメラ、超広角カメラ、望遠カメラの3つの12メガピクセルセンサーを搭載したリアカメラモジュールで構成されているなど（Twitterで@FronTron氏がリーク）、残念ながらマイナーアップデートな感じが想定されます。
また過去に@IceUniverse氏が投稿した内容によると、｢Z Fold 3｣のプロセッサ情報は、サムスンの｢トップシークレット｣に指定されていて、AMDのGPUを搭載したサムスン製の次期プロセッサーが搭載される可能性も示唆していましたが、ここ数週間で@IceUniverse氏はこの噂について撤回しました。
折りたたみスマホながらヘルスケア系機能が搭載されるかも
さらに｢予想外｣な噂もあります。｢Lets Go Digital｣が見つけた最近の特許出願情報から、サムスンは、折りたたみスマートフォンのスクリーンの下に搭載するセンサーで脈波分析を行い、血圧やその他の健康に関する指標を測定できるようにするらしいとも。
サムスンはすでにGalaxy Watch 3で多くのヘルス系機能を追加していますが、今回の特許のように折りたたみ式スマートフォンに実装する場合は、スマホのスクリーンの一部に指を置き、さらに指の上にスクリーンの残り半分を折りたたんで載せて圧力をかけるという、やや特殊なプロセスが必要になります。また、デバイスの両端を持って測定する方法や、デバイスの外側の2点に触れて測定する方法もあるようです。しかしながら今回リークされた機能は、あくまで特許申請に関連したものなので、この機能が実装されるのは数年後になる可能性が高いでしょう。
デザインは大きな変更はなさそう
｢Z Flip 3｣については、デザイン全体に大きな変更はなさそうですが、｢Sammobile｣の噂によれば、ブラック、ホワイト、ダークブルー、ライトパープル、グリーン、バイオレットとマゼンタを混ぜたようなカラー、そしてベージュっぽい珍しいマットグレーなど、8種類のカラーバリエーションが登場するとのことです。サムスンは｢Z Flip｣をおしゃれな人向けの端末と位置づけているので、目を引くカラバリを増やすのはなるほどそうだよね、という感じですね。
｢Z Flip 3｣と｢Z Fold 3｣の価格がこれまでのサムスンの折りたたみ式スマートフォンよりも安くなるかどうかは不明です。 この値段のバカ高さが、折りたたみ式スマートフォンの購入を躊躇する最大の障壁なので気になるところですけどね。
その一方、サムスンは新しいノートパソコンのシリーズを、今晩のUnpackedイベントで正式に発表する予定です。
