憧れのドゥカティがeスクーターになった!
イタリアを代表する真っ赤なバイクでおなじみのDucati(ドゥカティ)。最近は電力による移動手段にも力を入れていて、電動自転車のeバイクだけでなく、電動キックボードのeスクーターも販売しているようです。
初の都市型「PRO-I EVO」が仲間入り
その最新型が現在399ユーロ(約5万2800円)で売られている折りたたみ式の「PRO-I EVO」。これはドゥカティのeモビリティーに、初めて仲間入りした都市型のeスクーターで、280Wh充電池と350Wモーターを搭載し、イタルデザインが手がけた専用アプリと連携するコネクテッド技術が使われています。
フレームはアルミ合金製で、タイヤはチューブ入りの8.5インチ。電子制御の前輪ブレーキと後輪ディスクブレーキで、制動性もカンペキです。前後にはLEDがあるので視認性もバッチリで、移動できる距離はコンディションにより25~30kmとのこと。また時速はエコモードなら6km/hで、Dモードは20km/h、そして最高速のSモードが25km/h。これで通勤・通学と都市内の移動をサポートします。
また「PRO-I EVO」はM.T. Distribution Srl社による製造で、ライセンス契約をしているものの、ドゥカティのスポーツ精神が宿っており、特に「後ろの泥除けにその遺伝子が感じられる」と紹介されています。
中身はシャオミ製?
ですが、ここで衝撃の事実。electrekでは、これは3年以上前に発売された中国Xiaomi(シャオミ)のeスクーターではないか? との指摘があります。確かにシャオミのスクーターを見ると瓜ふたつ。ロゴの有無やステム(ハンドル中央部分)のダッシュボード、グリップ、ディスクブレーキの形状などは若干違うようですが、差し色の使い方やブレーキワイヤーの飛び出し方など、特徴的にもほぼ同じです。
中国製品に発売元の名前とロゴを貼っただけというプロダクトは珍しくありませんが、もし古いモデルのままだったらちょっと残念ですね。ドゥカティは自転車同様、黄色くてゴツいスクランブラー型の「CROSS-E」というeスクーターも出しているので、それくらいオリジナリティーがあったら良いのになーと思います。
なんにせよ、日本で乗るには登録や保安部品の取り付けなどのハードルがいくつもあるのですが、「これぞドゥカティだ!」という真っ赤な電スケが出たらトキメいちゃいますね。