しっかり改善!
GoogleとSamsungがタッグを組んで大改革するWear OS。期待しかないのですが、MWC 2021のSamsungイベントにて、予想通り新Wear OSのチラ見せがありました。
イベントでは「まったく新しいGalaxy Watch体験」と銘打っていましたが、チラ見せされたもの=新Wear OSではなく、あくまでも新Wear OSにGalaxy用にSamsungの層を1つのせたものと考えるのがいいかと。AndroidスマホがSamsung端末はSamsung仕様になっているのと同じこと。Smasung仕様の新Wear OS「One UI Watch」のプレビューを見て思ったのは、Oppo WatchのOppo版Wear OSと似た感じがあるなということ。
プレビューで見せたメイン要素は2つ。自動アプリインストールと新たな盤面のデザインです。まず、自動アプリインストールは(いい意味で)Apple Watch的。Tizen OSの難点をしっかり改善しており、Galaxyスマホにダウンロード済みアプリでWatch対応のものは、自動でGalaxy Watchに反映されるようになります。Apple Watchではすでにある仕様なだけに、これはAndroidスマウォの進化に大きく貢献するアップデートになると思います。
Galaxyスマホ&スマウォの連携がさらに密接になっており、例えばスマウォのレイアウトとスマホのレイアウト設定が同期されます。他にも、スマウォでブロックした相手(電話やメッセージなど)はスマホでもブロックされるとか、世界各地の時計をスマホで設定しているユーザーはその時計表示がスマウォでも同期されるとか、細かい連携がきいています。ただ、この密接な関係をフルに享受しようと思えば、Galaxyスマホ&Galaxyスマウォのコンビが必要になるのですけれど。まぁ、そうでしょうけどね。
もう1つの盤面デザインですが、これは好きにデザインできるツールがあるんです。ライトユーザー層には響かないかもしれませんが、Samsung的にはAndroid開発者は盤面カスタマイズのやりがい&利点が大きいといいます。
Galaxy Watch新モデルが、新Wear OS搭載の初スマウォになることも明らかになりました。新モデルの発表は、この夏後半開催予定のUnpackedイベントにて。