2年ぶりの現地開催となった東京ゲームショウ。各メーカーの心境は? #TGS2021

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2年ぶりの現地開催となった東京ゲームショウ。各メーカーの心境は? #TGS2021
Photo: ヤマダユウス型

バーチャルでは届き得ない価値が、確かにあります。

昨年の東京ゲームショウはすべてオンラインでしたが、今年はオンラインとオフラインの混成開催と相成りました。なので、幕張メッセでの東京ゲームショウ開催は2年ぶりと言えるわけですね。

ただ、感染対策の影響は大きいです。一般ユーザーの参加はなくなり、開催規模やブースのサイズも大幅に縮小。このような状況を、メーカー側はどう感じているのでしょうか。気になったので、以下の質問をメーカーに投げかけてみました。

今年の東京ゲームショウは2年ぶりの現地開催となりましたが、開催にあたってはどんな心境ですか?

回答をしてくれたのは、コーエーテクモゲームス、KONAMI、セガ・アトラスの3メーカーの担当者。回答は以下の通り。

コーエーテクモゲームス

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Photo: ヤマダユウス型

今年はメディアやインフルエンサーの方々のみの参加ではありますが、訪れてくれたユーザー樣に直接プレイしてもらうことや、感想をいただけること、あるいはユーザー樣がどこを意識しているかといった、コミュニケーションをとれる部分が大きいと思います。また、各社の動向や、今年はどんな技術を出してくるのかといった、全体の流れが見えるのもありがたいと感じています。

KONAMI

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Photo: ヤマダユウス型

今年の東京ゲームショウはオンラインも開催されていますが、オフラインでも開催されることはチャンスだと捉えています。また、メディアの皆様が発売前のタイトルをプレイして感想を伝えてくれるのは、とても魅力に感じています。オフラインに出展しないという選択肢もあったのですが、メディアの皆様のプレイレポートや、訪れてくださった方の「楽しかった」という思いが届けられれば良いなという思いです。

セガ・アトラス

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Photo: ヤマダユウス型

やはり、一般のユーザー樣が来られないというのは残念な部分ではあります。しかし、メディアやインフルエンサーの方に直接ゲームをプレイしていただくことは、非常に嬉しいところです。特に今回はインフルエンサーの方を意識して、配信のしやすさや動画で見栄えするようなブースを意識しました。

なるほど、やはり直にメーカーの人から話を聞くと感慨深いものがありますね…。ゲームショウはメーカーとユーザーがもっとも接近できる場所であり、年に一回の交流の場。ここはなかなかバーチャルで代替しづらい部分だと思います。

また、配信向けのブースづくりをしているなというのも、いろいろなブースを眺めながら感じていました。密を避ける関係もあると思いますが、ブースの作り方もこれから変化していくかもしれませんね。

オンラインにはオンラインの、オフラインにはオフラインの良さがある。みんな違って、みんな良い。

Source: 東京ゲームショウ 2021