ものの10秒でたためます。
折りたたみ自転車というと、タイヤが小さく小振りなものばかりですよね。でもカナダで作られる「Helix」は24インチの大口径タイヤなのに、ヘッドチューブの上下が折れ、後輪へと伸びるフレームもたためて、ほぼタイヤくらいのサイズにまで小さくトランスフォームさせることが可能となっています。
玄関や車のトランクなどにしまいやすくなるのが便利ですが…チタン製フレームは8.6kgと軽くて頑丈。パーツを組んでも11kg程度と、単なる折りたたみ自転車以上にハイスペックなのです。
片持ちフォークと斜めに折れるヒンジが鍵
よくよく見ると、フロントフォークは左側だけの片持ちなんです。なのでフォークに当たらないよう、ハンドルと後輪は右側に収まるよう設計されています。ついでに前輪は交換しやすいのも利点ですね。
また、後輪は前後に転がすだけでトランスフォームできるので、「力を入れて持ち上げたら腰を痛めた」なんてこともありません。独自設計によりチェーンを掛け直すこともなく、たたんだ状態で自立するのも楽チン。シートポストだけ伸ばせば、サドルを持ってたたんだ自転車を転がして移動することも可能です。
ディレイラーやギアを選ぶと値段が変わる
クラファンを経て市販されるようになった「Helix」。気になるお値段は、シマノの「SLX」ディレイラーおよびカセットを使った「Helix Standard」と、シマノ「Dura-Ace RD-R9100-SS」を使った「Helix Uitralight」が、これまた1速、10速、11速ギアのどれかを選ぶことで約34万円~約54万4,000円になります。求める速さやお財布と相談して決めないといけませんね。
来年の第3四半期には、電動化キットが装備されたeバイク版も登場予定とのこと。それまで待つのもテです。