数億人規模のメタバース実現にはプロセッサの能力足りなすぎ問題

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  • author 武者良太
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数億人規模のメタバース実現にはプロセッサの能力足りなすぎ問題
Image: Getty Images

逆をいえば時代の進化が解決してくれるということでもあると。

メタバース、メタバースとあちこちで言われていますが、本当にいまのメタバースって、ユニバースをメタ(超越)しているのかというと異議あり。「1つのワールド、1つのエリアに100人くらいまでしか入れないサービスで、超越したバースだと言えるもんだなええっ?」という声もあるみたい。

そこでインテルのプレスリリースを読むと、現実世界と同じデザインや質感のワールド数億人単位リアルな自分をそのまま再現したハイレゾ3Dアバターでダイブするには、コンピューティング、ストレージ、ネットワーキングのインフラすべてがパワー不足。インターネットそのものを数段階進化させる必要があるとも書いていました。

具体的には、現在の1000倍のパゥワーが必要みたい。ふむ、1000倍。ムーアの法則でいうと、20年後に到達できる領域ですね。20年後にはThe Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experienceみたいに、超リアルで時間軸も重力も思うようにコントロールできる数億人規模のメタバース時代が到来するわけだと考えたらすごくないですか。長生きしなきゃ。

そこまでたどり着かなくても、RTX40x0のような次世代GPUがくれば、眼前のリアル空間とVRヘッドセットで見たバーチャル空間の差が判断つきにくくなる8KクオリティなVRで、会議室や小箱なクラブ、ライブハウスのような数十人が入れるメタバースが生まれていくはず。「画質が悪いからVRメタバースはダメ」説を唱えていた人たちも見逃せない時代となるかもしれませんよ。

Source: Intel