2021年記憶に残った取材:趣味と光と筋肉と。気付きに満ちた、京都出張でした

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2021年記憶に残った取材:趣味と光と筋肉と。気付きに満ちた、京都出張でした
Photo: ヤマダユウス型

これからの暮らし方や趣味との付き合い方に、大いに影響を喰らいました。

「2021年で記憶に残った取材や発表会について、記事書けますか?」と聞かれて、真っ先に思いついたのがRyoya Takashimaさんへのインタビューでした。このインタビューは京都にあるRyoyaさんのご自宅まで伺ったのですが、久しぶりの関西ということもあって記憶に残っています。

Ryoya Takashimaさんは280万人のチャンネル登録者数を誇る気鋭の映像クリエイター。そんなRyoyaさんにハイスペックなPCを使ってもらった感想を伺うべくご自宅にお伺いしたのですが、まぁその家がカッコいいのなんの。2階ぶち抜きの大きな窓、コンクリ打ちっぱなしの壁、DIYなテーブルに数々のキッチンガジェット…。どれもほんっとにかっこよかった。

特に印象的だったのが、部屋の採光性の良さ。とにかく自然光が美しく、同伴したカメラマンも「光が良いからどこを撮っても絵になる」と言っていました。ちょうど自分も引っ越しを考えていた時期だったのですが「採光が良いとこんなに快適なのか」と感動したし、おかげで家探しの条件に採光性を加味して改めて検討したほどです。光が良いと物撮りも捗るし、家の中での撮影も楽しくなりそうじゃない?

また、機材面でも衝撃的な話が。Ryoyaさんは富士フイルムの中判ミラーレス「GFX 100」を愛用しており、12Kの超高解像度タイムラプス映像などを制作しています。僕も中判には長いこと憧れていますが、やはり価格や重量などが気になってしまう。でも、Ryoyaさんはこのヘヴィな機材を背負って三泊四日の登山にも行っているとか! ザックの総重量は20Kgくらいくらしいですよ! こちとら12Kgが限界ですが!?

Ryoyaさんは一貫して「誰もやってないことをやりたい」と語っていました。確かに、使いにくかったり手が出しづらいモノは、やっている人が少ない。そして、だからこそやる価値がある。そもそも趣味って自分が満足できるかどうかが基準ですし、そこでヌルい選択してしまうと、こう、突破感はないものね。覚悟がいる選択だけれどもね…!

あと、デジカメは軽さや携行性も機能性の一つとして評価されていますが、画質を最優先にした場合、機材はどうしても重くなる。そんな当たり前の悩みの解決法は、Ryoyaさんいわく、筋肉。やっぱそこかぁ…。

ある程度(中判ミラーレスを普段使いとして振り回せる程度)の筋肉があって損することなんて、実際ないですからね。スマートスマートと言いつつ最短距離の障害物を迂回し続ける方法を模索するよりも、明日の画質と健康のためにスクワットをする。そんな当たり前過ぎる現実を突きつけられました。

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まとめると、採光性が良いおうちの素敵さと、趣味に全力することの楽しさと、そのための筋肉を鍛えておく意義。これらについて、大いなる知見が得られた取材でした。2022年は早々に引っ越しをする予定ですが、果たして良い家に巡り会えるか。そして筋トレは続くのか。豊かなダイナミックレンジのために、今日もうなれ、我がハムストリングス。