使い込むほど自分の動きになってくるって。
今や3D印刷された義手は珍しくありませんが、自分の頭で思った通りに手首と5本指が動くタイプはまだメジャーではないかもしれません。
それが、アルゴリズムが筋電を予測し、一般の義手より制御速度が3倍速いEsper Bionicsの「Esper Hand」。使用者の動きを、スマホ用アプリが機械学習する点でも一歩進んでいます。
肘部分の接合部には30以上のセンサーが内蔵され、脳の指示よって動く筋肉を肌から読み取ります。その信号を「Brain-computer interface (BCI)」というコンピューター技術が瞬時に処理し、義手を動かすようになっています。
人の腕より軽くて丈夫
ちょっぴりぎこちなさはあるものの、日常生活で困ることはなさそうです。
義手は航空技術を応用し、380gと人の腕より軽くて頑丈に作られています。それに人体の美しさに影響受けたデザインでシュっとしているのも利点。動きも調理からスマホのタップまでなんでもこなせます。
カラバリは5色でサイズは4種類あるとのこと。とにかくAIが機械学習で自分の行動を憶えて、どんどん馴染んでいくというのが電脳時代の義手って感じですよね。ゲームパッドも普通に操作できるというのもビックリです。
Source: YouTube (1, 2), Instagram via Esper Inc. via dezeen