とりあえず今は一旦お休み。
ロイターの報道で、SpaceXが有人宇宙船Crew Dragonの新規製造を終了することが明らかになりました。
SpaceXのグウィン・ショットウェル社長はロイターの取材に対して、新機体の製造は行わないものの、メンテナンスのための部品製造は続けるとコメント。
NASAとの契約で、国際宇宙ステーションとの物資や人の移動に使用されているCrew Dragonは、再利用が可能で、ミッションごとに細部までメンテナンスが入ります。当然、部品交換などが発生するため、メンテナンス用部品の製造は機体を使い続ける限り必要です。機体そのものの製造自体も完全終了というわけではなく、必要があれば製造復活できる状態にはあるとのこと。
現在、SpaceXは完全再使用型かつ大型の宇宙船「Starship」を開発中。Crew Dragonの製造を終了(または一時中断)するということは、こちらに大きくリソースをまわすことができるということ。Crew Dragonの利用はまだ続くものの、Starshipに限らず世代交代する日はいつかやってきます。
Source: The Verge