もう一足欲しくなるぐらい。
Adidas(アディダス)とAllbirds(オールバーズ)によって生み出された、両社史上最も地球にやさしいランニングシューズ「Adizero × Allbirds 2.94 kg CO2e」。2022年のアースデイに先駆けて、ついに販売開始となりました。
4月20日に発売されるやいなや、オールバーズの限定カラー「Semi Turbo」がまたたく間に完売。アディダスのお店で「アシッドレッド」をゲットできたときの高揚感たるや…!
試し履きしたときのファーストインプレッションとしては、とにかく軽い、ソールがやわらかい、という感じだったのですが、実際に履いて走ってみたらランニングが楽しくなる要素満載でした。
ADIZERO × ALLBIRDS 2.94KG CO2E
これはなに?:製造から廃棄までの二酸化炭素排出量(CO2e)を最も低く抑え、1足あたり2.94kgに抑えたランニングシューズ。写真のアシッドレッドはアディダスの一部店舗・オンラインストアにて販売中で、コアブラック・ノンダイドを含む3色展開。
価格:1万3500円(税込)。
いいところ:とにかく軽い(153g)。脚の回転が早まり、結果的にスピードも上がる。疲労が溜まりにくい。着地時の安定感はバツグン。
イマイチなところ:アッパーの素材が非常に薄いため、同様に薄い靴下を選ばないと靴ずれになりそう。アーチサポートはなし。また、アウターソールに突起がないため、グリップ力弱めです。
いつもよりはやく走れた
いざAdizero × Allbirds 2.94 kg CO2eを履いていつものランニングコース(7km)を走ってきたら、いつもより心拍数高めでめっちゃキツく感じました。それもそのはず、ふだん練習用に使っているランニングシューズを履いたときよりもペースが1キロごとに30秒ぐらい縮んでた!
とにかく軽いんですよ。なにせ重量は153gしかありません。その軽さゆえに、自ずと脚の回転が速くなってスピードが勝手に出ちゃうみたいです。キツかったけど、それだけ躍動感あるランニングができて純粋に楽しかった!
長距離ランにはまだ使用していないのですが、おそらく軽いので足に疲労が溜まりにくいんじゃないかなと期待しています。
ソールがやわらかい
ミッドソールにはオールバーズが開発した砂糖キビ由来の植物ベース素材を17%使用したバイオベースのEVAが使われているそうで、厚みはほどほど。
柔軟性が高くて、足裏の筋肉の動きに素直に反応してくれます。
その甲斐あってでしょうか、着地が安定していると感じました。靴裏の全面をハンコのようにペッタン、ペッタンと地面に押していくような感覚があり、足に負担がかからない走り方ができました。さらに、着地が安定しているおかげでフォーム(特に上半身)も安定しやすいと感じました。
アウトソールにはゴム素材が使われていて、ご覧のとおりフラットな形状。 突起がついていない分、グリップ力はイマイチ…です。力強く地面を捉えるために、足裏の筋力を必要とするシューズかもしれません。
着脱がラクで履きやすい
アッパーはとにかく薄い! なんなら足袋シューズのような履き心地です(つま先が分かれていませんけど)。この薄さが全体の軽さにも貢献しているのですが、ガッチリと足をホールドしてくれる力は幾分弱めです。ですので、長距離ランにおける靴ずれリスクは高めかもしれません。
サイズは大きめのつくりとなっていて、ハーフサイズ、またはそれ以上ダウンするのがおすすめ。わたしはワンサイズダウンしてちょうどよいフィットでした。
あと、Adizero × Allbirds 2.94 kg CO2eは着脱がパパッとできて履きやすい。たとえばトライアスロンやウルトラマラソンなど、素早い着脱が求められるレースでも活躍してくれそう!
ずっと走っていたくなるシューズ
最後に。これはジムでトレッドミル走に使ってみたときの感想なんですが、ゾーンに入りやすいかもしれません。疲労が溜まりにくいからか、ずっと走っていたくなっちゃったんですよね。
Adizero × Allbirds 2.94 kg CO2eは、普段のスピードトレーニングシューズとして、本番の勝負シューズとして、どちらにも使える中級〜上級者向けランニングシューズとしてめっちゃおすすめです。
ゴールデンウィークを機に、新しいシューズをお迎えしてみません?