光学ドライブだけではなく、D-SUB15ピンのVGA端子も搭載してますよ。
2022年春夏シーズンのVAIOがお目見えしました。実用的かつ高級志向なWindowsノートという印象が強いVAIOですが、今期のトップバッターは、リアルスタイルビジネスノートと言える15.6インチの「VAIO S15」です。
CPUに、高速化と低消費電力を両立した最新の第12世代Core i3、i5、i7、i9を採用。さらに搭載CPUによってメモリ量やストレージの速度など細かい部分に差があります。価格情報はまだ未定ですが、安価なCore i3、Core i5モデルは既存の15.6インチノートを置き換える存在で、Core i7、Core i9モデルは動画編集や写真のレタッチもできるだけのパワーを持つ、クリエイティブPC寄りのマシンだと考えていいでしょう。
「ストライクゾーンの広さ」が欲しい人のためのマシン
そんなVAIO S15のキャッチーなポイントはDVD/BDドライブです。光学ドライブです。久々に見ました。まだあったんだ!
というのは失礼ですね。官公庁など、古い資料を引き出して調査する必要がある仕事の現場では、光学メディアにデータを保管していることが多く、光学ドライブの有無によって業務遂行速度が変わってくるのです。
また左側面には有線LAN、D-SUB15ピンのVGA、HDMI、USB Type-A、USB Type-Cポートが一列に並びます。端子博覧会でしょうか。いやいやこれも、HDMI入力を備えていないプロジェクター対策です。あとルーターがくたびれていて、Wi-Fiの通信環境に難アリの現場対策です。
右側面には光学ドライブとUSB Type-A×2。第12世代のCoreを積んだマシンとは思えん...。
しかし、僕らは肝に銘じなくてはなりません。何かしら接続するならUSB Type-Cでいいでしょう、むしろ世の中すべてUSB Type-Cになればいいのにと手持ちのガジェットを見てそう考えるのではなく、ストライクゾーンが広いデバイスを求める市場もあるのだということを。そう思えば、実用性に全振りしたVAIO S15の存在意義がきらめいて見えてくる。はず。
Source: VAIO