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Netflix窮地の時は続く。2022年第1四半期省益報告で会員数が初めて減少し、業績不振からリストラが始まりましが、その流れがさらに加速。Netflxが新たに約300人を解雇したことがわかりました。216人はアメリカとカナダ、53人はヨーロッパ、17人はラテンアメリカの社員ということです。
米報道によれば、共同CEOのリード・ヘイスティングス氏とテッド・サランドス氏は、社内に向け「利益成長が奮わないということをもっと早期に予想できていれば、段階的にビジネスの舵取りができていたと思うと悔やまれる」という内容のメッセージを発信。
解雇に関してNetflix担当者は以下のコメントを発表しています。「非常に残念なことですが、本日付で約300人の社員を解雇いたしました。ビジネスに大規模な投資を続ける一方、スローな利益成長率の範囲内でコストを抑えるための決断を行いました。」
解雇発表をうけ、その前日にツイートされたオリジナルドラマに関するポストが、とても皮肉な形になってしまって全然笑えないです…。
「このシーズンを生き残れない人がいるって噂聞きました」
And it’s killing me not to tell you... pic.twitter.com/afkyPHqwfi
— Netflix (@netflix) June 22, 2022
ライバルの成長やアカウント共有が不調の理由?
Netflixリストラは、4月末の公式ブログスタッフに始まり、5月にはアニメ部門とSNS部門から150人を解雇。会員数減少の決算報告から株価も下落。強力ライバルDisney+の存在もあり、今、ビジネス開始から最大となる苦難の時を迎えています。
Netflixは、業績不振(会員数減少)の理由の1つにアカウント共有を指摘しており、ファミリー向け(異住所)プランの導入を検討中。また、広告も検討されているという話です。
米Gizmodoが取材したあるNetflix関係者は、コンテンツを作りすぎなのではと話します。ヒットしている作品はあるものの、数打ちゃ当たる作戦で失敗している番組も多く、結果、全体的な制作コストがかかりすぎているのではないかとのこと。
Netflixはユニークなドキュメンタリーも多いので(「Tinder詐欺師: 恋愛は大金を生む」や「ホワイト・ホット: アバクロンビー&フィッチの盛衰」面白かったです!)、業績不振とリストラが続くことによる今後のコンテンツへの影響が心配です。