スーパーカー目指してる?
BloombergのMark Gurman記者によると、泣く子も黙る超高級スポーツカーブランド、ランボルギーニの元スタッフがApple(アップル)に入社する運びになったそうです。となると、当然Apple Car開発のためなんでしょうが、これがかなりの大物っぽい。ランボルギーニから開発部門のVIPを引き抜いてくるあたり、Appleの本気度が伝わってきます。
今回入社することになったのは、ランボルギーニに20年間在籍していたLuigi Taraborrelli氏。ランボルギーニではシャーシと車両力学の研究開発責任者だった人物で、サスペンション、リムとタイヤ、ステアリングとブレーキシステム、排気システム、燃料システム、運転支援技術などの設計にも大きく貢献していました。これだけのキャリアの持ち主ですから、Apple Car開発においても重要なポジションを担当することになるでしょう。
遅々としている開発を進展させられるか
ランボルギーニといえば、特徴的なガルウイングを取り入れたいかにもスポーティブな流線形デザインでおなじみですが、Taraborrelli氏がプロジェクトに参加することで、Apple Carもスーパーカー方向に寄せていくんでしょうか? かなり興味ありますが、いずれにせよ、具体的にどういうデザインになるのかはまだ判然としていません。
今月初め、The InformationのWayne Ma氏は、Apple Carの車両デザインは、内側に向いた4つの座席、VWビートルに似た曲線の天井、自動的に上昇して乗降しやすくなるトランクなどがあると報じていました。また、ハンドルとブレーキペダルのない車両を発売するために、Appleは米道路交通安全局から免除を受けるよう働きかけたとも報じています。
Gurman氏とアナリストのMing-Chi Kuo氏は、Appleは2025年までにApple Car量産を目指しているとしていますが、プロジェクトは数多くの指導者の交代や技術的な課題に直面しており、明確な発売時期の見通しがなかなか立たない状況です。Taraborrelli氏の参加で、この状況が改善されることを期待したいところです。
Source: MacRumors