完全にSFだった。
サウジアラビアがゼロから新しい街づくりを企画中。未来感、というかSciFi映画のセットさながらの計画になっています。街を170キロにも及ぶ直線に配置し、その周りを高い鏡面の壁で囲む…。百聞は一見にしかず、未来都市の様子がTwitterに動画でポストされているのでまず見てください。
His Royal Highness announces designs for #THE_LINE, the city of the future in #NEOM.#SPAGOVpic.twitter.com/LDyQrMd0lF
— SPAENG (@Spa_Eng) July 25, 2022
ディストピアから復活した街みたい…! これはSF。
未来都市「The Line」は全長170キロ、幅200メートルの長細い街。街の周辺を囲むのは、高さ500メートルの壁。街に住む人は、壁の外に出ることなく衣食住、仕事も遊びも楽しめます。端から端まで遠いなぁという誰もが抱く感想は、最先端の高速移動手段で解決。端から端まで移動するのにたった20分だとか。壁の中では車は不要。
The Line内の想定人口は900万人。周辺の自然を守りながら暮らすというエコフレンドリーな街作りがテーマで、使用エネルギーはすべて再生エネルギーを予定。あくまで予定なので、詳細は明らかにされていませんけれど。壁の中=街には緑が豊富で小さな池のようなものも。街全体が3Dプリント制作されたような、上下左右に全体がつながるユニークな作りになっています。
The Lineを手がけるのはNEOMというデベロッパー/建築チーム。サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン王太子は「世界中の街が直面している住みずらさや環境問題は、これ以上無視できない状況にあります。NEOMは、この問題に取り組み、新しく想像的な解決方法を最前線で提供していくチームです」とコメント。
いかにも未来都市な企画ですが、実現できるかはまた別の話。サウジアラビアなら、なんでも作っちゃいそうな気もしますけど…。